脳血管障害

こんにちは、訪問マッサージ鶴亀堂治療院です(^^♪

今回も脳の病気についてお話したいと思います。
まずは前回のブログの補足からです(^J^)
脳血管障害の種類について説明します。

脳血管障害とは脳に血液を供給する血管に障害が生じることで、脳の機能が影響を受ける状態を指します。主に脳梗塞、脳出血、くも膜下出血があります。

・脳梗塞
脳内の血管が細くなったり、血栓ができて血管が詰まってしまい発生する病気のことです。

脳梗塞はその発症から(検査時間も含む)4時間半以内であるならば、「tPA」という脳の血栓を溶解する薬の投与により、脳の血流の回復を図るための効果的な治療を行うことが可能です。
また発症から8時間以内なら「脳血管カテーテル治療」という選択肢もあります。
早めの治療により後遺症のリスクを減らすことが出来ます。

・脳出血
脳の動脈が切れて、脳内の出血によって起きる病気のことです。

脳出血の大きさ(出血した場所・出血量)に関係してきますが、片麻痺(半身麻痺)や感覚障害などを伴う可能性が高い疾患です。意識障害が起こる重症例もあります。

・くも膜下出血
くも膜という脳の表面にある薄い膜があり、そのくも膜の下を走っている動脈にできた動脈瘤が破れて出血し、くも膜の下に広がる病気です。

一般的に、何の前触れもなく発症時に症状が現れることが多いため「突然死」としても有名な病気です。
くも膜下出血発症後1ヶ月以内に30%が死亡し、高度な障害を後遺される方が10%、元気に退院される方は60%程と言われています。
そして元の仕事に復帰される方は40%以下であるそうです。
運動麻痺、感覚・目・構音・嚥下障害、失語症などの後遺症が残る場合があります。

どれも発見や治療が遅れると複数の後遺症が残るということがわかりますね。

脳出血やくも膜下出血の後遺症で特に多いのが、身体を思うように動かせない運動障害です。ほとんどが片側にでる片麻痺で、身体がふらついてうまく歩けないこともあります。

また高次機能障害という周囲の人にはわかりづらく”見えない障害”とも呼ばれている後遺症もあります。

・失語
→話す、聞くなどの言葉の理解や表現が難しくなる

・失行
→自分がしようとしていることを理解出来ているのに実行できない
例)道具がうまく使えない、洋服がうまく着られない など

・失認
→視覚や聴覚、触覚には感覚障害はないが、うまく認識出来ない
例)壁によくぶつかる、靴を片方履き忘れる、自宅のトイレの場所が分からなくなる、電話の呼出音が何の音か分からなくなる など

・記憶障害
→直前の出来事を思い出せない、メモをみても思い出せない、新しいことが覚えられなくなる
など

※失行と記憶障害の両方があると手順を踏む作業をするのが難しくなり、仕事がうまくこなせなくなります。
例えば職場においていつもどおりに同僚と食事をしたり、雑談は出来ても、仕事がうまくこなせないため、苦しむ方が多いようです。

周囲の人はこうしたわかりづらい後遺症があることを知っていく必要がありますね。

しかし最近では、脳出血やくも膜下出血のリハビリも進歩しており、早くリハビリを開始するほど、後遺症が軽減されることも分かってきているそうです。

ではどのようなリハビリをするのかみてみましょう。

リハビリは急性期、回復期、維持期に分けられます。

●急性期(発症から2~4週間ほど)
手術などの緊急治療後、出来るだけ早くリハビリを開始します。
理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などが付き添い、患者さんの体調をみながらベット上で行います。

〈理学療法〉
・手足を動かす
・座る
・立ち上がる
・歩く など

〈作業療法〉
・紐を結ぶ
・手芸
・物をつかんで離す など

〈嚥下障害のリハビリ〉
・口の運動
・誤嚥を防ぐ呼吸法 など

〈言語障害のリハビリ〉
・短い文章を声に出して詠む
・聞いた言葉に当てはまる絵を指す など

●回復期(3~6ヶ月間ほど)
症状が安定してくる時期で、運動障害などの後遺症がある場合はリハビリ病棟に移ったり、リハビリ専門の病院に転院してリハビリを続けます。

・平行棒や杖を使った歩行訓練
・バランスを崩さずに立ち上がる練習
・階段の昇り降り
・食事、着替え、排泄、家事、入浴などの日常生活動作の練習

●維持期(その後ずっと)
これまでのリハビリで得られた効果を維持させるため、医療機関でおこなったリハビリを家庭や、デイサービスや治療院、訪問マッサージなどの施設で続けていきます。

〈家庭でのリハビリのポイント〉

✔時間がかかっても、出来ることは本人がやる
→脳や身体の機能維持をするのに役立つため

✔できる範囲で、家庭内の役割を担当する
→家族の一員として意識が強まり、意欲ややりがいが維持しやすくなるため

✔1人で出来ないことは、サポートしてもらう
→無理はしない、出来ることと出来ないことを区別させるため

✔外に出て、人とコミュニケーションをとる
→脳の活性化、日々の楽しみ、生きがいにつながるため

リハビリは多くの専門家がチームとなり、その方に合わせたメニューにそって行われています。
前向きに根気よく続けることが大切です。

また脳の病気は再発すると、さらに脳にダメージを与えてしまい、後遺症を悪化させたり新たな後遺症が出現したりしてしまいます。
カロリーや塩分量などの食事の見直し、適度な運動、禁煙、生活リズムを整えるなどの生活習慣の改善で予防していきましょう。
そして年に1度は健康診断を行い、健康状態を把握することも大切です。

スタッフ 歌山

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