病気・怪我

天気痛

こんにちは、訪問マッサージ鶴亀堂治療院です(^^♪

前回は頭痛の種類や種類別の対処法をお伝えしましたが、今回は最後にチラッとお知らせした「天気痛」についてお話したいと思います。

ここ最近、「梅雨入りしたのかな?」と思うくらい曇りや雨が続いていますね。
こんな日は頭が痛くなったり、肩こりを感じたり、気分が落ち込んだりしませんか?

このように気象要素により、身体に影響を受けることを「天気痛」といいます。

天気痛は、耳の奥にある内耳の気圧センサーが、気圧の変化を感知する際に過剰反応し、それによって自律神経のバランスが乱れ様々な不調を引き起こすことが原因だといわれています。

また天気痛が起こりやすい方は、気圧の変化だけで症状が現れやすく、例えば新幹線や飛行機での移動時、エレベーターの昇降時にも症状が現れることがあるのです。

《主な症状》
・片頭痛(ズキンズキンと脈を打つような痛み)
・めまい
・吐き気
・首痛、肩こり
・気持ちが落ち込む、鬱になる
・古傷が痛む
・関節リウマチ、喘息、更年期障害などが悪化
など

《天気痛になりやすい人》
・雨が降ると耳痛や、聞こえが悪くなる
・耳抜きが苦手
・よく耳鳴りがする
・天気によって気分の浮き沈みが左右される
・乗り物酔いをしやすい
・季節の変わり目に体調を崩しやすい
・夏はのぼせやすく、冬は冷えやすい
・雨が降る前に頭痛や眠気、めまいがある
・肩が凝りやすい
・以前に首を痛めたことがある
・過去に大きなケガをした など

《天気痛が出やすい季節》
特に症状が出やすい季節は、低気圧が定期的に通過する春や秋、梅雨時、台風が日本付近に接近する晩夏から秋にかけてと言われています。

《天気痛改善策》
①体質改善をして天気痛と大きく関わる自律神経を整えましょう。
・早寝早起き
・睡眠の質を上げる
寝る1時間前に部屋の照明を落とし、スマートフォンやタブレットなどの機械を使用しない
・起床後は日光を10分ほど浴びる
・食事は1日3食、特に朝食は欠かさずとる
・ビタミンB群(豚肉、枝豆、うなぎなど)
亜鉛(牡蠣、ごま、アーモンドなど)
マグネシウム(油揚げ、豆腐、きなこなど)
鉄(レバー、あさり、ほうれん草など)
を含む食材を意識して摂る
・半身浴
・日中にウォーキングなど適度な運動をする

②耳まわりを温める
耳の後ろに、ホットタオルや温かいペットボトルを当てて血流を良くしましょう。
また、寒くなる時期は日頃からなるべく耳を冷やさないように、イヤーマフや帽子などで防寒対策を心がけることも有効です。

③耳のマッサージ
耳まわりの血流が悪いと内耳のリンパ液が滞り、めまいや頭痛を引き起こします。日頃からおこなうことで「天気痛」の症状が起こりにくくなります。
・両耳を軽く掴み、上下、左右、5秒ひっぱる
・耳をひっぱりながら後ろに5回まわす
・両耳を包むように曲げ5秒間キープ
・手のひらで耳全体を覆い、円を描くように後ろにゆっくり5回まわす
朝・昼・晩1回ずつ、まずは2週間から1カ月程度続けてみてください。

またウェザーニュースのウェブサイトの中に「全国の天気痛予報」が載っています。
天気痛が起こりそうな日の前日に、しっかりマッサージをして予防しておくとより効果的です( ´ω` )/

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