介護

下肢静脈瘤

こんにちは、訪問マッサージ鶴亀堂治療院です(^^♪

皆さんは足がむくむ、足の血管が透けて見えるなどといった症状はありませんか?

その症状もしかしたら、下肢静脈瘤予備軍かもしれません。

下肢静脈瘤とは?
足の静脈が太くなってコブ状に浮き出て見えるようになった状態をいいます。

大きさや走行はさまざまで、大きく分けると伏在型 側枝型 網目状 クモの巣状の4つのタイプに分類されます。

良性の病気ですので急に悪化したり命にかかわることはありませんが、足のだるさや、むくみなどの症状が慢性的におこるため、生活の質(QOL)を低下させてしまいます。

まだ症状に現れていないませんが、その危険性があることを下肢静脈瘤予備軍といいます。

下肢静脈瘤予備軍チェック↓

✔肥満

✔便秘がち

✔出産歴がある

✔立ち仕事をしている

✔家族に下肢静脈瘤歴がある

✔足がむくむ・だるい

✔足がつる

✔湿疹・かゆみ

✔足の血管が透けて見える

いくつか当てはまる場合は下肢静脈瘤予備軍の可能性があります。

また症状こそ現れにくいですが、すでに下肢静脈瘤がて進行していることを「隠れ下肢静脈瘤」といいます。

隠れ下肢静脈瘤チェック↓

✔左右の足のむくみに差がある

✔くるぶし周辺など、ひざ下から足首にかけて肌に黒ずみがある

✔足に湿疹やかゆみが出る

✔足がつることがある

このような症状が2つ以上あったら、隠れ下肢静脈瘤の可能性があります。
放っておくと慢性化してしまいます。

下肢静脈瘤予備軍であることが疑われる場合、早めに対策する必要があります。
まずは食生活の改善や無理のないレベルで運動するなど、簡単にできることからはじめましょうヾ ^_^♪

・味の濃い食べ物など塩分を控える

・外食を控え自炊する

・野菜・大豆食品・魚など、血圧や血糖値を下げる効果のある食べ物を摂るよう心がける

・長時間の立ち仕事の場合、できるだけ歩く、つま先立ちなどを行いこまめに足を動かす

・デスクワークの場合、まめに足の甲をパタパタと動かしたり、座ったままヒザを上げて太ももの運動をしたりなど、下半身を動かす

・長い時間同じ姿勢でいない、休憩をする

・高齢で、座ったままテレビを見たりする時間が長い場合、定期的に立ち上がったり歩いたりして下半身を動かす

・毎日30分程度、散歩やウォーキング、足の負担がかかりにくい水中ウォーキングをする

・足首からふくらはぎ、太ももまでの下肢を段階的に圧迫することで血行を促進する効果がある着圧ストッキングを日中だけ使用する
※弱圧でサイズの合ったものを選ぶと良い

・ガードルやコルセットなどの補正下着などで身体を強く締め付けると、下半身の血行が悪くなるため着用しない

・いつもゆったりした下着を付ける、窮屈なサイズのボトムスを履かない

・日頃から積極的に水分を摂取し、血流を良くすることを心がける

ここでおすすめの運動を1つ紹介します。

《かかと上げ下げ運動》
筋ポンプの役割を担うふくらはぎの筋肉を鍛え、血液の循環を促すことにつながります。

・座っておこなう場合・
椅子の背もたれを両手で持つ
3秒かぞえながらかかとを上げて爪先立ちをする
さらに3秒かけてかかとを下ろす
この動作を数回繰り返す

・仰向けでおこなう場合・
足首を前後左右に動かす
これだけでも同じような効果が期待できる

座る・仰向けどちらもゆっくり上下に動かしましょう。

下肢静脈瘤は一度発症すると自然に治るということはありません。
その症状に応じて適した治療法があり、早ければ早いほど悪化を防ぎ、完治も早くなります。
下肢静脈瘤が疑わしい場合は、まずは近くのクリニックに相談してみましょう(^^)/

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