病気・怪我

いびき

こんにちは、訪問マッサージ鶴亀堂治療院です(^^♪

高齢になり”いびきがうるさい“と家族の方に言われたことはありませんか。

いびきは若年層よりもご高齢の方のほうがかきやすく、病気のサインでもあり、脳梗塞を始めとした脳卒中に発展するリスクがあるそうです。

<いびきとは>
睡眠中に何らかの原因で気道が狭くなり、呼吸のたびに気道の粘膜がふるえて発生する異常音のことです。
いびきをかいても
・睡眠の質に問題がなくぐっすり熟睡している
・日中の眠気がない
・花粉症やアルコールといった特定の理由
などは問題がないとされています。

<高齢者にいびきが多い原因>
・気道を広げる筋力の低下や、口周りの筋肉が弱まるため
・体内のコラーゲンの減少による気道の弾力性の低下
・肺活量の減少
・ホルモンバランスの影響
などが考えられます。

<症状>
・寝ている間は常にいびきをかく
・いびきや呼吸がよく止まる
・息苦しさを感じて何度も起きることがある
・寝汗をかく
・尿意で目が覚める
・しっかり寝たはずだが、耐え難い眠気に襲われる
・熟睡感がない
・強い倦怠感がある
・昼寝の回数が増える など
高齢の方の場合はこれらの症状をなかなか自覚することが難しく、自覚していても見過ごしてしまいがちです。

<脳卒中といびきの関係性>
いびきが直接脳卒中を招くわけではありません。日常的にいびきをかくようになると、寝ている間に何度も呼吸が止まったり、浅くなったりしてしまう睡眠時無呼吸症候群という呼吸異常を伴う睡眠障害に発展します。
その無呼吸を放置すると、確実に脳血管系にダメージを与えるリスクを高め、最終的には脳卒中などの脳血管障害を引き起こす原因になる場合があるのです。
しかし、反対にいびきが脳卒中を知らせるサインとなることがあります。
それは、睡眠中に脳卒中を起こした場合です。寝ている間に脳梗塞や脳出血を発症して意識を失うと、舌の根本が落ち込み、気道を塞いでしまうことがあります。すると、大きないびきをかき、そのまま意識不明に陥ってしまうのです。
普段はいびきをかかないのに、ある日突然大きないびきをかき始めた場合には、意識があるかどうかを確認することが大切です。
もし意識が戻ってこない場合には、早急に救急車を呼ぶ必要があります。

<危険性の高い特徴的な呼吸>
脳の呼吸中枢に異常が起こり、呼吸が制御できなくなったことが原因で起こります。
これをチェーンストークス呼吸といいます。
最も考えられる原因として心不全が挙げられ、また脳卒中などによる脳に後遺症が残っている場合などでも、この呼吸に発展することがありす。
※よくみられる呼吸のパターン※
・無呼吸になる前に、まず呼吸音がだんだんと小さくなる
・小さい呼吸がしばらく続いた後、呼吸が徐々に大きくなる
この時、胸やおなかが大きく動くのが確認できる
・その後、徐々に呼吸は弱まり、最終的には止まる
↑上記の呼吸パターンをおよそ1分間から2分間程度継続するのが特徴です。

<対策>
いびきを放置していると
・高血圧などの合併症を引き起こす
・睡眠の質が低下し、身体が休まらない
・一緒に寝ている方にも悪影響 など
がおこります。

・加齢とともに太ってしまった方は、運動や食事に気をつけて適正体重に戻す
・いびきの原因となるアルコールやタバコを控える
・寝具を見直す
・加湿器を利用し、湿度を40〜60%程度に調整
・横向きで就寝する
・舌や口周りのトレーニングを行う など
しかし、高齢の方のいびきの原因は、加齢による機能低下が要因となっている可能性が高く、それに加え、さまざまな要因が重なっていることもあるため、自力でいびきを完全に解消するのは難しいと思います。
はっきりとした原因が見つからなかったり、対策を試してみてもなかなか改善できなかったりする場合は、迷わず医療機関を受診し相談してみましょう( ´ω` )/

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