こんにちは、訪問マッサージ鶴亀堂治療院です(^^♪
現在、百日咳が流行しています。
ニュースでも取り上げられており、2025年4月上旬の1週間で全国の患者数が過去最多を記録しました。
百日咳は身近に感じにくい病気のため、詳しく知らない方も多いではないかと思います。
百日咳とは、百日咳菌が原因の感染症で、咳が長引くのが特徴です。
子供がかかる感染症だと思う方が多いですが、そうではなく、大人でも感染する可能性は十分にあります。
乳幼児の時期に受けた定期予防接種の効果が低下した大人の発症が問題となっています。
また、ご高齢の方がかかると、乳幼児と比べて症状が軽い傾向にありますが、咳が長引いたり、ご高齢の方や骨粗鬆症の方は、長く続く咳が原因で肋骨が骨折してしまうなどの合併症を引き起こすリスクが高まるといわれています。
特に、基礎疾患がある、免疫力が低下しているご高齢の方は重症化しやすいので、注意が必要です。
<風邪と百日咳を見分けるポイント>
●百日咳
初期:風邪のような症状、鼻水、くしゃみ、軽い咳などが現れる。この段階では百日咳だと診断されにくく、他人への感染力が最も高い時期でもある。
経過:1~2週間後、咳が激しくなり、特徴的な咳発作が繰り返される。
咳き込んだ後に「ヒューッ」という音を立てて息を吸い込むような特徴的な咳発作がおきる。
しばしば呼吸困難を引き起こすため、特に幼児やご高齢の方にとっては大きなリスクを伴う。
発症から1か月以上経過すると、咳発作が減少し始める。
発熱が少ないが、あっても微熱程度か、全くないこともある。
●風邪
咳が1週間程度で治まることが多い。
発熱が見られることが多く、同時に発熱、鼻水、喉の痛みなど風邪の症状が現れる。
特徴的な咳発作はあまり見られないことが多い。
✔咳が2週間以上続く
✔咳が激しく、特徴的な咳発作が見られる
✔乳幼児や高齢者、免疫が低下している
✔家族や接触者が百日咳にかかっている
などの場合は、感染の可能性があるため、医療機関を受診し、検査を受けましょう。
<感染対策>
アルコール消毒を行えば感染対策が十分にできます。
手が触れやすい手すりやドアノブ、照明のスイッチ、テレビやエアコンのリモコンなどにアルコール消毒するとよいでしょう。
・手洗い、うがいをこまめにする
・咳や発熱がある時は、マスクを着用咳エチケットを守り、周りの人にうつさないようにする
・咳やくしゃみをする時は、ティッシュなどで口と鼻を覆い、周囲の人がいない方向にする
・百日咳が疑われる症状が出たら、早めに医療機関を受診する
・咳が激しい場合は、水分を十分に摂り、安静にする
百日咳菌は感染力が強く、飛沫感染や接触感染によって感染が広がり、家庭内や施設内での感染の広がりが注目されています。
基本的な感染対策をしっかり行い、また、百日咳の治療には早期に抗菌薬を使用する必要があるため、もし、周囲に百日咳が流行していたり、長く続く咳などの症状が現れたりした場合には、早めに医療機関を受診し、適切な治療を受けるようにしましょう。
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