日常生活

食欲がない時の工夫

こんにちは、訪問マッサージ鶴亀堂治療院です(^^♪

梅雨が明けた途端に、危険な暑さの日が続いていて、食欲をなくされている高齢の方が増えているのではないでしょうか( •́ㅿ•̀ )

食欲不振が続いてしまうと・・・
・低栄養
・身体機能の低下
・皮膚の炎症
・免疫力の低下
・低血糖による意識障害
・骨粗鬆症 など
様々なリスクを引き起こす可能性があります。

   《疲労回復!!夏バテ予防の栄養素》

●ビタミン類
多く含む食材:豚肉、ウナギ、レバー、豆腐、玄米、キノコ類、野菜類(ジャガイモ、ほうれん草、ニンジンなど)

●ミネラル
多く含む食材;野菜類(ブロッコリー、オクラ、玉ねぎなど)、魚(さば、鮭、イワシなど)、豆腐、乳製品、海藻類など

●クエン酸
多く含む食材;梅干し、レモン、キウイフルーツ、黒酢など

●タンパク質
多く含む食材;肉、魚、大豆、卵、豚肉、レバー、納豆、チーズなど

特に魚肉たんぱくは高齢者におすすめです。
・肉や乳製品に比べ、脂質が少なく消化がしやすい
・高たんぱく低カロリー
・ボリュームのある料理、さっぱりした料理などバリエーションが豊か
などの理由が挙げられます。

これらの食材をバランスよく使って、夏バテの予防をしましょう(^-^)/

        《食事を促す時の工夫》

なかなか食事を摂ってくれない場合は、少し工夫して促してみましょう。

①少量を盛り付ける
食欲がないときにたくさんの料理が目の前に並ぶと、食事に義務感が出てプレッシャーになるそうです。
少なめに盛り付け、食べきれるよう品数も少なくしましょう。
そしてもっと食べられるようなら、次の料理を追加するようにするといいでしょう。

②手でつまめる料理
食具を使うのもおっくうになりがちです。
ひと口大の小さなおにぎりや、海苔巻き、小さめのカステラやサンドイッチなど、手でつまめる料理を試してみましょう。

③水分補給
食欲がないときは、脱水になりがちです。
また脱水が原因で食欲が落ちることもあるので、味噌汁や野菜スープなどでも水分摂取は可能です。食事の際に促すようにしましょう。

④環境を変える
・食事の際に音楽をかける
・盛り付けや味見など食事の準備を手伝ってもらい料理の音や香りを感じてもらう
・ランチョンマットを暖色系や黄色など食欲を刺激する色に変えてみる
・仲の良い人を招き、楽しい雰囲気で一緒に食卓を囲む
など五感を刺激したり、雰囲気を変えて、食欲を刺激してみましょう。

⑤食べられそうなものを用意
喉越しが良く消化の良いもの、冷たくてさっぱりしたものなどが好まれます。
おかゆ、雑炊、お茶づけ、うどんやそうめん、茶碗蒸し、プリン、ヨーグルト、ゼリー、柑橘系以外の果物、など
消化が良くおすすめです。
食べたい時にすぐ食べられるように、作り置きや冷凍保存などで常備しておくとよいでしょう。

⑥声掛け
「少しでもいいから食べて」
「もっと食べて」
「残しちゃったの?」
などの声掛けは高齢の方にとってプレッシャーになり、それが大きな負担となってしまい更に食欲不振になることもあるそうなので注意しましょう。
また食べたい物を聞く時は
「何か食べたいものはある?」
というような広い質問ではなく、
「プリンとうどんならどっちが食べられそう?」
など、答えやすいように質問をしましょう。
カタログやチラシなどの絵や写真を見せながら「コレなら食べられそう?」と聞いてみるのもおすすめです。

高齢の方の場合、食べることがストレスにならない工夫が大切ですね。
ゆったりとした雰囲気づくりを心がけ、周囲の方で協力しながら、少しずつ食べるなどの食事の工夫や食事する環境を変えるなどの方法を試してみるといいかもしれません。
また低栄養にならないためにも、少量で不足しがちな栄養を補える栄養補助食品などを上手に活用してみましょう(^-^)

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