こんにちは、訪問マッサージ鶴亀堂治療院です(^^♪
ようやく秋らしくなってきましたね。
一日の気温差が大きくなり、身体が寒さに慣れおらず、くしゃみや鼻水、鼻づまりに加え、咳が出るなど風邪のような症状が出ている方もいるかもしれません。
しかし、その症状は風邪ではない可能性があります。
毎年のように秋になると鼻、のど、気管に不調が出て症状が長く続くといった場合には、秋の花粉症かもしれません。
花粉症と言えばスギ花粉などで春に流行するイメージですが、秋にも花粉症の原因となる植物があり、秋の花粉症になる方は近年増加傾向にあります。
<秋の花粉症・特徴>
・原因となる植物が空き地などに繁殖する雑草である
・道端、公園、河川敷など住宅地やオフィス街といった身近な場所に生息する植物のため、接触する機会が多い
・背丈が低いため、通常広範囲には飛散しない
・9~11月頃に花粉が飛散する
・スギ花粉などのアレルギー性鼻炎の方は、秋の花粉症にもなりやすい
<原因となるもの>
ブタクサ(キク科)
ヨモギ(キク科)
カナムグラ(アサ科)
イラクサ(イラクサ科)
ススキ(イネ科)
キンモクセイ(モクセイ科)
秋の花粉症で多くみられるのが、
ブタクサとヨモギです。
秋は花粉症だけでなく、症状がよく似ていて流行時期も重なるハウスダストによるアレルギーもおこりやすくなります。
ハウスダストとは、室内のホコリ(室内塵)で、ダニの死骸やフン、カビ、ペットのフケなどが含まれています。
ダニは夏に繁殖しますが、秋になると死ぬため、その死骸やフンが増加・蓄積してしまいます。
空気が乾燥する秋から冬にかけては、0.01mm以下の粉状になったダニの死骸や糞が空気中に舞い上がりやすく、吸い込むことで鼻炎や結膜炎、皮膚の炎症、喘息などのアレルギー症状を引き起こす原因となり、注意が必要です。
<風邪との違い>
●鼻水
花粉症:透明、さらさらしている粘性
風邪:色が付いてくる
●くしゃみ
花粉症:連続する
風邪:ときどき
●鼻づまり
花粉症:あり
風邪:殆どない
●発熱
花粉症:殆どない
風邪:微熱が多い
●喉の痛み
花粉症:痒み、イガイガ感が多い
風邪:痛み、腫れる
個人差があるため、詳しくは病院で診察を受けることを勧めます。
また、ブタクサの場合は、花粉の粒子が小さいため、咳の症状、気管支喘息の発作が起きる方もいます。息苦しいと感じる場合もあるので、注意しましょう。
<注意する食べ物>
花粉症のある方は、特定の食べ物でアレルギーを引き起こすことがあります。
花粉症の原因物質と似た物質が含まれる食べ物にも反応してしまうことがあるため、注意が必要です。
特定の食べ物を摂取し、15分以内に唇や口の中にかゆみ、ピリピリ感、イガイガ感、むくみなどが出た場合は、それ以上食べないようにしましょう。
*花粉と関連が報告されている食べ物
・ブタクサ
→スイカ・メロン・ズッキーニ・キュウリ・バナナ
・ヨモギ
→ニンジン・セロリ・レタス・ピーナッツ・クリ・ピスタチオ・ヘーゼルナッツ(ハシバミ)・ヒマワリの種・ジャガイモ・トマト・キウイ・マスタード・コリアンダー・クミン
<対策>
・ブタクサやヨモギは生育している場所が特定されているため、生育している場所に気をつけて、なるべく近づかないようにする
・アレルギー性鼻炎と同様に鼻ケアを実施したり、市販の人工涙液で目のケアをする
・アレルギー症状が酷くならないようにするため、免疫力を向上する
・十分な睡眠や休息をとり、規則正しい生活を送り、栄養バランスの整った食事を意識する
・花粉が多く飛びやすい、雨の日と雨上がり・朝と夕方は外出を避ける
・マスクや花粉対策用のメガネを着用、花粉がつきにくい表面がツルツルとした上着や服装をこころがける
・帰宅時に玄関で花粉を払ってから家にあがる
・帰宅時には手洗い・うがいだけでなく、顔を洗い付着した花粉を落とす
・こまめに室内の掃除、寝具の洗濯や天日干しをする
・除湿機を用いて室内の湿度をあげない(ダニの減量に効果的)
春の花粉症と比較すると、そこまで大きくニュースとして取り上げられないことが多いですが、インターネットで気象庁や天気予報サイト・各自治体HPを調べると、最新の花粉の飛散情報が得られます。
春の花粉症と同様に情報収集をし、花粉が飛び始める前から症状緩和や予防に努めると症状がひどくなりにくくなりますので試してみて下さいね(^o^)/