こんにちは、訪問マッサージ鶴亀堂治療院です(^^♪
最近よく”ストレートネック”という言葉を耳にしませんか?
ストレートネックとは
首の骨の自然なカーブが失われ、真っ直ぐになってしまう状態です。
横から見た時に、首が本来の位置より前に出ていたり、顔が顎よりも前に突き出ているように見えるのが特徴です。
<症状>
首や肩の痛み、こり
頭痛、めまい
吐き気、耳鳴り
手のしびれ、握力低下
など、こりや首の痛みだけでなく、頭痛やめまい、腰痛など、様々な症状を引き起こすことがあります。
・長時間のスマホやパソコンの使用
・デスクワーク
・同じ姿勢での作業
などが原因となり、若い世代でストレートネックが増えていて注目されています。
しかし実は若い世代よりも、特にご高齢の方によく見られる傾向があることを皆さまはご存知ですか?
ご高齢の方の原因として
・首の筋力低下により頭部を支えにくくなることにより姿勢が悪化する
・骨が変形しやすくなる
・背中が丸まる(猫背)や、首が前に出るなどの姿勢の変化する
などにより、ストレートネックがおこってしまいます。
またご高齢の方は、ストレートネックによる姿勢の悪化により、転倒リスクを高める可能性があります。
姿勢が不安定になりやすいため特に注意が必要です。
それに加え、認知機能(認知症)に影響を与えることもあるそうです。
<理由>
・脳への血流減少
ストレートネックによって首や肩の筋肉が硬くなり、血管が圧迫され、脳への血流が減少する可能性があります。そのため脳の機能に影響を与える場合があると考えられています。
・自律神経の乱れ
自律神経の乱れを引き起こすことがあり、これが原因で疲労やストレスに繋がり、認知機能に影響を与える可能性があります.
・慢性的な痛み
慢性的な首や肩の痛みや不快感は、集中力や記憶力を低下、イライラ感、疲労感などを引き起こす可能性があります。
・姿勢悪化
長年の姿勢不良により、身体のバランスを崩し、身体的な不調を招くことにも繋がります。
またご高齢の方の場合、姿勢の悪化は、歩行困難や気力の低下を引き起こし、外出を敬遠するようになる場合があるため、これにより、社会との交流が減り、認知症のリスクが高まる可能性があります。
ストレートネックそのものが直接的に認知機能に影響を与えることは少ないですが、慢性的な痛みや不快感が間接的に集中力・記憶力の低下、気分悪化、疲労感などをうみ、年齢を問わず日常生活に及ぼす影響があると考えられます。
<対処法>
●普段の姿勢改善
まずは猫背や前傾姿勢ではないか普段の姿勢を見直し、首のS字カーブを意識した正しい姿勢を心がけましょう。
例えば洗濯機から洗濯物を取り出すときや、床にかがむときなど前傾姿勢になるときは、足を前後に開いて立ち行います。できるだけ前に傾く角度が深くならないようにすることで、首などに負担をかけなくなります。
椅子に座っている時は、足の付け根に手を置いて、軽く胸を張ることで、基本の正しい姿勢を簡単につくることができます。
スマホや読書をするときは、この姿勢のまま脇をしっかり締めて、画面や本を目線の高さに合わせるといいでしょう。
もしこの姿勢を保つのが苦しい場合は、最低限、前傾姿勢にならないように気を付けましょう。
また、背もたれに寄りかかるようにして、背中と背もたれにすき間ができないようクッションを挟む方法でも効果があります。
その他にも首まわりの筋肉をほぐすストレッチやマッサージ、温熱療法、そして医療機関での治療も効果的ですので合わせて試してみるといいでしょう。
●胸鎖乳突筋のストレッチ
右手で左の鎖骨から肩甲骨にかかる部分を手で押さえる
その状態のまま、一度ゆっくり上を向く
上を向いたまま右側に首を倒し15秒キープする
反対側も同様に行う
1日3回を目安に続けてみるといいでしょう。
●首のエクササイズ
細く畳んだタオルの両端を握る
首の後ろにタオルを置く
タオルは前に引き、頭は後ろに倒すように動かす
20秒×3セット、無理をせず、痛みが出ない程度に行いましょう。
ストレートネックを放置することで、ヘルニアや頸椎症といった深刻な病気につながるリスクが高まってしまいます。
早めの対策と姿勢改善を心がけて行きましょう^ー^)ノ
横浜市緑区を中心に横浜市全域・川崎市にて訪問マッサージを行っております。