こんにちは、訪問マッサージ鶴亀堂治療院です(^^♪
朝晩は涼しくなり、少しずつ秋の訪れを感じられるようになってきました。
夏の酷暑が過ぎて気候も良くなり、涼しい風や紅葉が楽しめるようになるため、身体を動かす機会も増えてきているのではないでしょうか。
けれどもこの時期は、ご高齢の方にとって「転倒」が増える時期でもあります。
●なぜ秋に転倒が増えるのか
・朝晩の冷え込みにより、筋肉や関節がこわばり、動作がぎこちなくなる
・落ち葉や濡れた路面で滑りやすくなる
・日没が早く、 足元が暗い時間が増える
・夏の疲れが残り、 体力や注意力が落ちている
など秋特有の環境変化がご高齢の方の転倒リスクを高める一因となります。
転倒はただのケガにとどまらず、骨折や長期入院につながり、生活の質を大きく変えてしまうことも少なくありません。
「自分は大丈夫」と思っていても、実際にはちょっとした油断がきっかけで転んでしまうこともあります。
●予防法
<家のなか>
転倒事故は 半分以上が家の中 で起きています。
まずは家のなかの環境を整えましょう。
・床の段差やカーペットのめくれをなくす
・廊下や階段に手すりを設置する
・電気コードや荷物は片付け、床に物を置かず、通路を広く保つようにする
・滑りにくい靴下やスリッパを使用し、厚手の靴下だけで歩かない
・夜間のトイレ動線にセンサーライトなどの明かりをつける
・滑りやすい場所には滑り止めマットを敷く
・段差を解消する
などつまずきやすい場所を一度点検してみるだけでも事故をかなり減らせます。
<外出時>
・靴底は滑りにくく、足に合ったもので、歩きやすい靴を選ぶ
・動きやすい服装を選び、足を引っ掛けにくい履物を使用する
・明るい時間に外出する
・杖や手すりなど補助具を上手に活用する
・落ち葉や雨で滑りやすい場所、段差や坂の多い道をできるだけ避ける
<運動法>
椅子からの立ち座り
→太ももやお尻の筋肉を強くする運動
・椅子に腰掛け、手すりや机に軽く手を添えて立ち上がる
・ゆっくり座る
・これを10回くらい繰り返す
かかと上げ運動
→ふくらはぎが鍛えられ、歩行が安定する運動
・手すりや椅子の背に手を添えて立つ
・ゆっくりとかかとを上げ下げする
・これを10回くらい繰り返す
足首回し
→血流がよくなり、冷えやこわばりを防ぐ運動
・椅子に座って片足を少し浮かせる
・足首を大きく回します
・左右10回ずつおこなう
痛みが出たらすぐに中止して無理をせず、毎日少しずつおこないましょう。
テレビを見る前や食後など、生活の中に組み込むと続けやすいです。
また過ごしやすい季節になったので、季節を感じながら景色を楽しみつつ、気分もリフレッシュできる運動法もご紹介します。
・外でラジオ体操プラス大きく深呼吸
季節の空気を感じながら全身運動になります。
朝の冷え込みが強い日は、日中の暖かい時間に行うといいでしょう。
・公園や並木道をウォーキング
季節を感じられ、心もリフレッシュします。
途中でベンチに座って、足首回しや肩・首まわし、かかと上げ・つま先上げなど、軽いストレッチを加えると、関節が柔らかくなるのでおすすめです。
足元が見やすい明るい時間帯に歩くようにしましょう。
転倒予防は「制限」ではなく「工夫」です。
季節を楽しみながら、転倒予防につながる習慣を取り入れてみましょう(^^)
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