こんにちは、訪問マッサージ鶴亀堂治療院です(^^♪
「時間が経った緑茶は飲まないほうがいい」と言われたことはありませんか?
古くからの言い伝えでもあり、現代でもそう考えている方も多いと思います。
緑茶は酸化しやすい性質をもっています。
そのため抽出した緑茶は抽出した瞬間から酸化が始まり、風味が変化していきます。
実際には、緑茶を抽出した後で時間が経って酸化したものを飲むことで健康に悪影響を与えることはありません。
「時間が経ったお茶を飲んではいけない」といわれているのは浸出液のお茶の方ではなく、急須に残った茶葉の方を指しているそうで、冷蔵庫のなかった時代は急須の中で茶葉が傷みやすかったため、このような言い伝えができたと考えられています。
とはいえ、緑茶にはいろいろ魅力的な効果があり、緑茶が好きな方も多いです。
緑茶を飲むとほっとしたり、疲れがとれたような感覚になることはありませんか?
それはお茶のうまみ成分である「テアニン」が関係しています。
テアニンにはリラックス作用があり、ストレス緩和や睡眠の質を改善する効果なども期待できるそうです。
他にも「カテキン」という成分が多く含まれておりポリフェノールの一種で、緑茶の渋みの主です。
ダイエットや、血圧、血糖値の抑制から、抗菌、抗ウイルス効果(インフルエンザ予防)にいたるまで、さまざまな効果があるといわれています。
カテキンのさまざまな効果は吸着性の強さが関係しています。
これにより虫歯菌にくっつき増殖を抑えたり、ウイルスの体内への侵入を防いだりするのです。腸内では悪玉菌に付着してやっつけるため、腸活効果も期待できます。
他にも体内で生まれる活性酸素を消去する抗酸化機能があり、ストレスや紫外線、疲労などによって発生した活性酸素を消去する作用が期待できようです。
カテキンの血中濃度は、緑茶を飲んだ後およそ1~2時間でピークになるそうなので、緑茶を机においてちょこちょこと飲むの方がいいそうです。
何度も入れ直すのは面倒ですし、外出先でも飲みたい‼
しかしはじめにお話したように、お茶は酸化しやすいという欠点もあります。
酸化が進んだ緑茶は、酸化したカテキンがタンニンに変化するため、カテキンの量が減ってしまい色も茶色く変化します。
カテキン自体も渋味成分ではありますが、タンニンが増加することで、より渋みが強くなってしまうのです。
美味しく、効果も減らさずに緑茶を持ち歩きたいですよね。
緑茶の酸化を完全に防ぐことは難しいですが、ちょっとした工夫で酸化が少ない美味しい緑茶を飲むことはできます。
ポイント1
緑茶を淹れるのは飲む直前にする
水筒には熱湯だけを入れ、ティーバッグの緑茶や1回分ずつ個包装になった粉末茶を別に持って行き、飲むタイミングに合わせて緑茶を作ります。こうすれば外出の度に1度だけですが、淹れたての緑茶を飲むことができます。
ポイント2
低温で持ち歩く
緑茶の酸化は温度が高い方が早くすすみます。そのため、お茶を淹れる際に氷で急冷し、冷たい状態で持ち歩きます。この方法で淹れると氷でお茶が薄まるので、最初に濃いめに淹れておくのがよいでしょう。
もしくは水出し緑茶を冷たいまま持ち歩いても酸化は遅くなります。水出し緑茶はカフェインが抽出されにくいという特徴もあるので、カフェインの摂取量を気にしている方にオススメです。
ポイント3
レモン汁を1滴たらす
味が変わらない程度に入れると、レモンに含まれているビタミンCの抗酸化作用を利用し、酸化を遅らせます。
水筒に入れた緑茶は、温度が高い状態が維持され酸化が進みやすいため、冷やしてから水筒に入れることで酸化を抑制できます。
温かい緑茶を飲みたい場合は、飲む直前に水筒のお湯にティーバッグを入れるといいでしょう。
緑茶を持ち歩く時はぜひ試してみて下さいねヾ ^_^♪