介護

季節の変わり目の体調不良

こんにちは、訪問マッサージ鶴亀堂治療院です(^^♪

在宅介護をしているなかで、この時期こんな症状が出ている方はいらっしゃいませんか?

✔️食欲がなくなる
✔️発熱がある
✔️眠れない
✔️便秘や下痢をしやすくなる
✔️けんたい感がある
✔️ぼんやりしている
✔️耳鳴りやめまい
✔️むくみがある
✔️関節や筋肉の痛みがある

これらの症状は季節の変わり目であるこの時期、特に春先にみられる”自律神経の乱れ”によっておこるものです。

季節の変わり目には、寒暖差が激しいため、高齢者でなくても体温調整が難しく、体調を崩しやすくなってしまいがちです。

老化によって体温調整機能が低下している高齢者にとっては、若い世代の人がそれほど影響を受けない気温の差でも、心身ともに大きな負担を受けやすくなってしまいます。

気圧や寒暖差が大きいと、体温や発汗をひんぱんに調節しなければならないため、交感神経・副交感神経2つの神経のバランスを保つことが難しくなってきます。
また、自律神経は全身のあらゆる器官を管理しているため、バランスが崩れるとその影響は全身のどこにでも起こる可能性があるのです。

高齢の方の場合、自律神経に起因する不調がわかりにくいことも多いと思いますが、春先の自律神経の乱れによってみられる症状のなかで
特に注意して見ておきたいのは
「食欲の変化」です。

いつもより食事や水分の摂取量が減っているときは、気をつけて体調の変化を見る必要があります。

「食べたくない」「もう飲めない」などと言われたときは、
・どんな食べ物なら食べられるか
・どんな飲み物なら飲めるか
を聞いてみるといいでしょう。

例えば、アイスクリーム、果物、ゼリーなど「これなら口にできる」というものがあれば、少しでもいいので食べるように促してください。
栄養バランスが気になるところではありますが、(持病による特別な配慮を必要とする人でない方は)まずは口にできるものからとハードルを低くしてあげることがポイントです。

高齢の方は、食べられなくなるとすぐに脱水を起こし、命の危険に関わることもあります。
食欲の低下に気づいたときは、早めにかかりつけ医や訪問看護師に相談してみましょう。

また体調が少しでもおかしいなと感じたら、
普段受けているデイサービスなどの通所サービスは適宜お休みをして、自宅でのんびり過ごすことも、高齢者にとっては必要な対応となります。
体調が悪い時だけは、普段通りの生活を維持する事よりも、安静にすることを優先した生活をする事も大切です。

 春先は介護される方もする方も体調を崩しやすい時期です。

介護する方は多少休んでも支障がないケアを無理にその日そのときにするのではなく、介護をペースダウンするなど、
介護される方は疲れている様子なら、食事は食卓ではなくベットで、トイレはトイレに行くのではなく、おむつを使うなど工夫をして
お互い頑張り過ぎずいつもよりものんびり過ごして体力を温存させましょう( ´ω` )/

関連記事

最近の記事

  1. 高齢の方とのコミュニケーション

  2. 高齢者の薬トラブル

  3. ウェルシュ菌

  4. 浴室熱中症

  5. 高齢者の適度な運動