こんにちは、訪問マッサージ鶴亀堂治療院です(^^♪
暑さが続き、身体に負担がかかる日が続いています。
暑くて食欲がないが、甘いものなら食べられるというご高齢の方いらっしゃいませんか?
ご高齢の方は普段の食事より、おやつなどの甘いものを好む傾向ります。理由として
・味覚の衰え
→味を感じる細胞の味蕾が減少していくことにより、味を感じづらくなり、以前は十分に甘さを感じていた食べ物でも物足りなくなり、より甘いものを求めやすくなってしまいます。
また亜鉛不足、唾液の減少などでも味覚が衰える原因となります。
・栄養不足
→食欲の低下などが原因となり、食事量が減少し栄養不足になります。そうなるとすぐにエネルギーとして使える糖分を摂取するようになり、甘いものを食べる傾向が高まります。
・認知症の可能性
→前頭葉の機能が低下すると、自制心が弱まるため、おやつなどを欲しがる傾向が高まります。
もし過剰におやつを欲しがる場合は、病院での受診を検討してみましょう。
・習慣
→若い頃から甘いものが好きだった場合、その習慣が継続していることも考えられます。
・水分補給
→不足している水分を、ゼリーや果物などの水分を多く含む甘いもので補給する傾向にあります。
もし糖分を摂り過ぎてしまうと・・・
・眠気
・だるさ
・イライラ
・頭痛
・集中力の低下
・疲れやすい
・生活習慣病のリスクが高まる
・虫歯や歯周病の口腔内や肌のトラブルが増える
・認知症のリスクが高まる
など、様々な身体の不調が生じます。
また、年齢を問わずどの世代でも糖分を摂りすぎてしまうと「糖質疲労」がおこります。
糖質疲労とは?
医学的に正式な病名ではありませんが、過剰な糖質摂取によって血糖値が乱高下し、その結果として感じる体のだるさや精神的な疲労のことを指します。
✔食後に強い眠気に襲われる
✔朝食や昼食のあと、集中力が低下する
✔甘いものを食べると一時的に元気になるが、すぐにだるくなる
✔疲れていると無性にご飯・パン・麺類などの炭水化物や甘いお菓子を欲する
✔起きた時からすでに疲れている感じがする
などの症状がある方は糖質疲労の可能性があります。
「疲れたから甘いものを食べる」という行動は、一時的には元気になりますが、逆に身体を疲れさせ悪循環を生む可能性があります。
糖分(糖質)は私たちの身体に必要なエネルギーではありますが、摂り方を間違えると他の病気にも繋がっていくので注意が必要です。
対策として
<ご高齢の方の場合>
●食事の工夫
食物繊維が多い野菜(例:ごぼう、オクラ、ブロッコリー、キャベツ、きのこ類)や海藻などを食べたり、タンパク質が多いメニューを増やした食事をとるようにしましょう。
また、食物繊維、タンパク質、脂質、炭水化物の順番で食べることで、血糖値の上昇を緩やかにすることができます。
他にもご飯やパンなどの量を減らし、おかずを多めに食べるようにするのも効果的です。
無理のない範囲で、バランスの取れた食事を心がけることが大切です。
●リスクを伝える
高齢者の気持ちを理解してあげつつ、おやつ(糖分)を食べ過ぎるリスクを伝えて理解してもらいましょう。
●おやつの量や食べる日をあらかじめ決めておく
おやつ(糖分)は適切な量であれば、
・ストレス解消
・リラックス効果
が得られるなどのメリットがあります。
いつ・どこで・どれくらいという条件付きのルールを作り、我慢せず自分でコントロールしている前向きな気持ちを持つといいでしょう。
我慢から「特別な楽しみを待つ」という感覚に変わると、日々の誘惑にも強くなるので「この日は甘いものを食べて良い日」と決めておくと、普段のおやつを我慢できる可能性が高まります。
●水分補給を意識する
水分をしっかり摂ることで代謝をサポートし、体内の巡りを整え、排泄がスムーズになります。
ジュースや甘い清涼飲料水を避け、水やお茶を飲むようにし、意識的に水分補給しましょう。
●よく噛んで食べる
●適度な運動をする など
<糖質疲労の場合>
上記の対策も効果がありますが、プラスして実践してみましょう。
●食後に軽い運動をする
食後すぐに身体を動かすことで、血糖値の急上昇を抑えることができます。軽いウォーキングや散歩、家事、ストレッチなど、無理のない範囲で体を動かすようにしましょう。
5〜10分の軽いウォーキングやストレッチだけでも、余分な糖をエネルギーとして消費することが出来るので、実践してみましょう。
●十分な睡眠をとる
糖分をとりすぎた日は、意識して質のよい睡眠をとることが大切です。
睡眠不足は疲労回復を妨げになります。
毎日6~8時間程度の十分な睡眠時間を確保するようにしましょう。
●ストレスを溜めない
ストレスは自律神経のバランスを崩し、疲労感や倦怠感を悪化させることがあります。
食べることでストレス解消をされている方は、それ以外の気分転換やストレス解消法を見出すと、うまく気持ちを切り替えられる可能性が高まります。
自分に合うストレスを解消する方法を見つけ、溜め込まないようにしましょう。
●カフェイン、アルコールを摂りすぎない
カフェインは一時的に眠気を覚ましますが、過剰に摂取すると自律神経のバランスを崩し、疲労感を悪化させることがあります。
またアルコールは、睡眠の質を低下させ、疲労感を悪化させることがありますので、できるだけ控えめにしましょう。
これらの対策を実践して、糖分を我慢するのではなく、うまくバランスを取りながら付き合っていきましょう(^o^)
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