日常生活

◯◯の秋

こんにちは、訪問マッサージ鶴亀堂治療院です(^^♪

今年は寒暖差が激しいですが、秋はとても過ごしやすい気候です。
この季節になると「○○の秋」という言葉をよく耳にするのではないでしょうか。
物事に集中するのに最適な季節で、スポーツや芸術、読書など始めたくなりますね(^J^)

では、始めてみたらそれぞれどんないいことがあるか紹介していきたいと思います。

                      【読書】

読書は脳に良い影響を与えます。

●文章で表現されている情景、音、におい、味などを想像する時に、大脳のそれぞれの五感をつかさどる部分が活性化するという結果もあるそうです。
つまり、想像しながら読書をすると実際にそれらを経験しているかのような働きを大脳が見せ、これは読書をしている時だけにおこります。

●読書をしている時は集中力や記憶力といった認知機能の大部分が働きます。
よって高齢の方が読書する習慣をつけると、認知症予防にも繋がっていくのです。

●読書をしていると眠くなってしまうといった経験をされたことはありませんか?
単に本が苦手だからと言う訳ではありません。
紙媒体の読書の場合、本を読むことで心がリラックスし、自然に目が閉じ、スムーズに眠りにつくことができるようです。
しかし、携帯やタブレットなどの画面から発せられるブルーライトは人を眠りに誘うホルモンであるメラトニンの分泌量を低下させるため、このような効果は期待出来ません。
明るすぎる照明器具も安眠の妨げになるので、読書灯を使って読むとより効果的です。

●読書をする時のポイントとして、自分が読みたいと思える本を読む方がオススメです。
副交感神経が優位になってリラックス状態になり、より没頭して読み進められるため、脳へ良い効果をもたらします。
逆に読みたくない本を無理に読み進めるのは、ストレスのたまる行為になりますので注意しましょう。

●読書を習慣化されている方は、認知症予防だけではなく、ストレスに強く、うつ病になりにくいともいわれています。
物語に感情移入することで、感情が刺激されたり、他人への共感力があがり寛大な心で人に接することができたり、心が豊かになったりなどの効果がみられるからです。
1日のどこかに読書をする時間を取り入れて、習慣になるよう無理なく続けてみましょう。

                  【芸術】

大勢の人と一緒に芸術活動をすることにより、その中で作品そのものや自分の好きなことを話したり、芸術をきっかけにして他者と交流する機会が増えます。
また心の内を共有することは、ストレスの解消につながります。

そして介護や医療の現場で、心身のバランスを整える「アートセラピー(芸術療法)」が行われることがあります。
アートセラピーとは、粘土で工作したり、絵を描いたりなどの創作活動を通して、脳を活性化することを目的とした非薬物療法のひとつです。
主な芸術活動・創作活動として、
絵画、粘土、写真、俳句、詩、歌、ダンスなどがあり、個々が好みの活動をすることで効果が期待できます。
新しい何かを行うこと、創り出すことは認知症の治療でも効果が見られ、認知症の予防・改善効果も期待できます。

《アートセラピーによる認知症への効果》
●さまざまな創作活動を介することでご本人の潜在的な能力を引き出す効果が期待できます。また、楽しく取り組み、成功体験を重ねることが、ご本人の自信や精神的な安定につながっていきます。

●昼間の活動量を増やして覚醒時間を確保することが出来るため、体内時計が乱れやすい認知症の方の昼夜逆転の改善に効果的です。

●ご家族と一緒に創作活動を行うようにすると、共通の話題が生まれてコミュニケーションの機会が増えます。
その結果、徘徊や不安などの認知症における行動・心理症状(BPSD)が和らぐ場合もあります。

新しく何かを作り出すことはリフレッシュと共にストレスも感じ、脳の活性化につながります。また創作活動の中で自由に自分を表現することで自分を癒すきっかけにもなるのです。

               【スポーツ】

運動をすることにより様々な効果があります。

●生活習慣病予防
食べる量は変わらず、運動を行わないと摂取エネルギーが消費エネルギーを上回り、使われなかったエネルギーは脂肪としてからだに蓄えていきます。
この状態が幾度となく繰り返されると、脂肪が必要以上に蓄積し、肥満となります。
そして肥満が原因となって糖尿病、高血圧、脂質異常症といった生活習慣病になるリスクが高くなってしまいます。

●筋力・からだの機能の維持
例えば体調を崩し1週間ほど寝込んでいた後は、疲れやすかったり、普段のように動けないなど、体力や筋力、持久力などが衰えていると感じませんか。
人間は持っている機能を使わないと驚くようなスピードでその機能は低下していきます。
そのため毎日歩く・運動することにより、必要な筋肉、機能が維持されます。
また筋肉量は成長期に増え、その後加齢とともに減少していきます。
しかし筋肉は、いくつになってもトレーニングを行えばその分増やすことができる組織なので、運動を続けていくことが大切です。

●その他
・心肺機能の向上により疲れにくくなる
・腰や膝の痛みの軽減
・血行促進により肩こり、冷え性の改善
・抵抗力を高める
・認知症の低減
・不定愁訴の低減
・気分転換やストレス解消 など
様々なメリットが挙げられます。

また高齢の方には
・転倒や骨折などケガの予防
・血流改善により内臓の働きも活性化
・食欲が増進
・腸内環境が良化し免疫力を高める
・生活習慣病など各種の疾患の予防
・脳への適度な刺激により、もの忘れを防ぎ、精神を安定させる など
日常生活の質を向上・維持させるのに必要となってきます。

運動を継続させるためには、体力に合わせた無理のないメニュー作りが大切になります。
まずは本人の体力や得意なことに考慮しながらぜひ試してみてみましょう。

○○の秋には、いいことがたくさんありましたね。
これを機にまずは1つ、始めてみてはいかがでしょうか(^^)/

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