こんにちは、訪問マッサージ鶴亀堂治療院です(^^♪
ブログ「寒いとトイレが近くなる理由」で、出てきた頻尿の話を、今回は深くお話ししたいと思います(^J^)
頻尿とは、尿が近い、尿の回数が多い、また自分自身で排尿回数が多いと感じるという症状をいいます。
頻尿のなかには毎晩のように、就寝後から起床前までの間で排尿のために起きることがあります。
これを「夜間頻尿」といいます。
回数の目安は年代によって異なり、70代以上になると就寝中に2回程度、60代以下の場合は1回以上起きるようであれば夜間頻尿と考えられます。
40歳以上になると約4,500万人の人が夜間1回以上、排尿のために起きるといわれています。
夜間頻尿が続くと・・・
・睡眠が妨げられ、日中眠気に襲われてボーっとしてしまう、倦怠感
・慢性的な睡眠不足
・QOL(生活の質)が低下
・尿を我慢し膀胱炎が悪化
・寝ぼけたままトイレに行き、転倒によるケガや骨折 など
夜間頻尿が原因で寝たきりの生活になる場合があると言うことも考えられます。
ですので健全な日常生活を送るためには、十分な睡眠をとることが大切です。
また頻尿を防ぎたいからといって、水分の摂取を控える人も少なくありません。
しかし、体内の水分量が減ると血流が滞り、脳梗塞や心筋梗塞などの虚血性心疾患の要因になる場合もあるため、注意が必要です。
頻尿の原因
・寒さ
・水分の摂り過ぎ
・加齢による膀胱の筋肉の衰え
・心因的要因やストレス
・病気によるもの
高血圧、脂質異常症
睡眠時無呼吸症候群
尿崩症
《高齢者に多い病気》
前立腺肥大症
膀胱炎などの尿路感染症
過活動膀胱
骨盤底筋の衰えによる腹圧性尿失禁
糖尿病、腎臓病、心不全等の病気の初期症状
膀胱がん
などがあります。
昼夜問わず頻尿は、続くとストレスがたまりうつ状態に陥ったり、また、社会的には外出が心配になり行動も消極的になるなど、生活の質の低下に繋がるたいへん煩わしい病気です。
頻尿を放置しないで!!
原因が様々で悪性腫瘍の場合もありますので、放置せずに受診することが大切です。
●尿がためられない蓄尿障害の場合
日常生活を送る中で困窮度も高く生活の質を下げます。
●排尿時痛を伴う尿路感染症の場合
放置することで腎盂や前立腺に炎症が波及すると発熱し入院治療を要することもあります。
●過活動膀胱の場合
放置すると、膀胱の本来持っている排尿機能が失われ、水腎症や、ひいては、深刻な慢性腎臓病を招きます。
●尿が出にくい排出障害の場合
放置すると、膀胱に尿が多量に残ることで頻尿になったり、さらに進行すると自力で排尿できなくなる尿閉という状態に至る場合があります。
突然に排尿できなくなり下腹部が張り非常に苦しい状態になるそうです。
多量に尿が残る状態が長期間続くことで排尿機能が失われ、腎不全へと進行することもあります。
年のせいで仕方がないと我慢してしまう方が多いようですが、適切な治療で改善されます。
改善されれば、生活の質の向上につながります。
また症状の裏に悪性腫瘍が隠れていたり、放置して重篤な病気に進行することもあります。
頻尿などの排尿障害は友人や家族にも相談しずらいため、1人で悩まれている方も多いのではないでしょうか?
何か気になることがあれば、ぜひ泌尿器科の受診をしてみましょう(^^)