日常生活

こんにちは、訪問マッサージ鶴亀堂治療院です(^^♪

最近、街中で消防車を見る機会が多くなったと感じます。
空気が乾燥し火災が増える時期です。
総務省消防庁のまとめによれば、全国の火災の月別出火件数において、特に2月が多いそうです。
また逃げ遅れてしまう割合はご高齢の方が多く、近年の高齢化社会の進展とともに、この割合がさらに増加することが懸念されています。

ではなぜ高齢者が多いのでしょうか?

・とっさに消火したり、逃げたりすることが困難、体力、判断力の低下、逃げようとするが逃げきれない

・火災に気がつくのが遅れる

・病気や体が不自由なために逃げ遅れる

・熟睡していたために逃げ遅れる

・古いタイプの電化製品を使い方続ける、安全性の低いものを使用している

・ご高齢の方のみ世帯、あるいは一人暮らしが多く、逃げる時などに手助けする人がいない

・動くのがおっくうなため、自分の居場所の周りに多くのものを集めがちな為、火災が発生した時に燃え移りやすい ・・・など

このように、ご高齢の方は火災の発生しやすい、あるいは拡大しやすい環境に住んでいることが多い傾向にあります。

そして火災の原因上位4つは
コンロ、たばこ、ストーブ、電気器具によるものです。
・寝タバコによりたばこの火が布団に燃え移る
・ストーブの火が近くの衣類に燃え移る
・こたつの中に衣類や布団を入れていて発火
・燃え移った火が身近にある布製品などに移り更に燃え広がる
・電化製品の長期間使用したことによる部品の劣化により発火してしまう
・電化製品を誤った使い方で使用している
・調理中、衣類に火が燃え移ってしまう
・ほこり、たこ足配線により発火
・コンロ、暖房器具のスイッチの切り忘れ
などが挙げられます。

小さな火元でも場合によっては消火が遅れると、火はあっという間に燃え広がり、大きな被害を及ぼすことになります。
木造家屋から出火すると、平均して20分で全焼すると言われています。
冬の乾燥が加われば、更に早くなるかもしれません。
そうならない為にも、まずは火事を起こさないように対策をしましょう。

                     《対策》

☑️寝たばこは絶対にしない、させないように呼びかける

☑️ストーブの周りに燃えやすいものを置かない

☑️コンロを使うときは火のそばを離れない

☑️コンセントのほこりを清掃し、不必要なプラグは抜く

☑️ストーブやコンロ等は消し忘れや誤作動を防ぐために、安全装置や、過熱防止装置、転倒時に自動的にスイッチが切れる機能が付いた製品を使用する

☑️火災の早期発見のため、住宅用火災警報器を設置、定期的に点検し、10年を目安に交換する

☑️火災の拡大を防ぐため、部屋の整理整頓し、防炎品を使用する
例)パジャマやシーツ、エプロン、カーテン・ブラインド、じゅうたん、枕や布団など、信頼できる防炎品を選ぶために、「防炎ラベル」や「防炎製品ラベル」を目印にして選ぶ

☑️火災を小さいうちに消すため、消火器等を設置し、使い方を確認しておく

☑️ご高齢の方や身体の不自由な人は、避難しやすい場所(2方向以上に避難できる所)に寝室をおいたり、避難経路と避難方法を常に確保し、備えておく

☑️日頃からご近所との協力体制をつくったり、防火防災訓練への参加、戸別訪問など地域ぐるみの防火対策を行う

何よりもまずは火災を起こさないよう、環境を整えることが大切です。
防火対策を心がけましょう。

もしも火事に遭遇してしまったら・・・

①まわりの人に大きな声・音で早く知らせる

②慌てず119番に通報、正確に情報(氏名、住所、目印になる建物・施設など)を伝える

③素早く安全に避難する
・火が拡大したら、無理に消火しない
・煙が広がってきたら、落ち着いてハンカチ、タオル等を口に当て、姿勢を低くして避難する
・一度避難したら絶対に引き返さない

この季節は火の用心を合言葉に、
もう一度生活環境の見直しをしてみましよう( ´ω` )/

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