日常生活

花粉症のくしゃみ対策

こんにちは、訪問マッサージ鶴亀堂治療院です(^^♪

花粉の多い日が続いています。
今年は飛散量が多いので、症状に悩まされている方もたくさんいると思います。
アレルギー反応としておこる”くしゃみ“は身体に負担がかかっている事をご存知でしょうか?

くしゃみは鼻の粘膜にゴミやウイルスなどが付くと、その刺激が神経を通じて呼吸に使われる筋肉に伝わり、緊張させます。
筋肉の緊張がピークになると空気が吸い込まれ、緊張が一気にゆるむと空気が勢い良く押し出され、くしゃみが出ます。
このような仕組みで細菌やウィルス、ホコリ、ゴミなど体にとっての外敵を体外へ排除しているのです。

しかし、回数が増えたり、大きなくしゃみをすると身体にとってさまざまな不調やケガに繋がってしまいます。

①肩こり、首の慢性痛
回数が多くなると、くしゃみの衝撃や首の動きによって肩や首の筋肉に大きな負担がかかり、さまざまな慢性痛が起こる可能性があります。

②ぎっくり腰、背中・腰痛
くしゃみをすると、お腹に瞬間的に強い圧力が加わって、腰が丸まる体勢になり、この姿勢が原因で、ぎっくり腰になるため注意が必要です。

③肋骨骨折、肋軟骨の損傷
大きいくしゃみは身体にとってかなりの破壊力があります。
人によっては、くしゃみの後に脇腹が痛くなったり、検査をすると骨折や軟骨の損傷などがみられる方もいらっしゃいます。

④頭痛、めまい
頭部が大きく振られその影響で首や頭部の筋肉に、大きな負担が加わり頭痛が起こったり、頭部が揺らされた衝撃でめまいなどを起こす事があります。

⑤心肺機能の低下
くしゃみが続くと肺や気管支にも大きな負担を与え、呼吸のリズムが乱れたり酸素摂取量が低下してしまいます。
そのため、体力の低下や疲れやすくなったりなどの影響を与えます。

⑥自律神経の乱れ
特にアレルギー反応による鼻づまりやくしゃみが続く事で、イライラやストレスが増加してしまいます。
よって交感神経が強く刺激される事で自律神経が乱れさまざまな不調に繋がります。

⑦失神
大きいくしゃみにより、血液の流れをコントロールする自律神経の調整がうまく働かず失神や意識が飛ぶ場合があります。
これを状況失神といい、くしゃみの他にも
咳・嚥下・排便・排尿、運動後・食後などでも起こるようです。

しかし、くしゃみは自分の意思で止められるものではありません。
逆にくしゃみをガマンしてしまうと、外に出られなかったエネルギーが体内への負荷となり、『背骨圧迫骨折』を起こすこともあるそうです。
特に、閉経後の女性はカルシウムが不足し、骨粗しょう症やその予備軍が多いため、スカスカになった骨はくしゃみの圧にも弱くなっていますので、注意しましょう。

そこで、少しでも負担が減るようなくしゃみの仕方のポイントを紹介します。

⚫くしゃみを出そうになったら、机や壁に手を出来れば両手でつく、太ももに手をおくだけでも効果がある

⚫︎少し後ろに反り気味にして、手を腰に当てて支えておく
くしゃみの瞬間には、タイミングを合わせて軽く膝を曲げて衝撃を吸収するといい
また、壁にもたれて立つことで、衝撃を壁に逃がすことが出来る

⚫近くに壁や机がない場合は、背中をまっすぐ保った状態にして背筋を伸ばし、前かがみにならない

⚫くしゃみが出るときに、鼻や口を押えない
公共の場では、鼻から少し離したところに手をかざす程度にするといい

⚫くしゃみの前に口をむすんで息を止めることにより、肺の中に入る空気を少なくし、くしゃみの音量と衝撃が少なくなる

衝撃を逃がす方法も重要ですが、くしゃみが頻繁に出てしまう状況を改善することが大切です。
花粉症の方は、抗アレルギー剤などを内服することで症状を緩和させることができます。市販薬や耳鼻科などで症状を緩和する薬をもらうようにしましょう( ´ω` )/

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