こんにちは、訪問マッサージ鶴亀堂治療院です(^^♪
最近、歯医者さんに行っていますか?
歯が痛くならないとなかなか行かないと思いますが、皆さんはどうでしょうか。
行って虫歯が見つかると治療も憂鬱ですよね。
しかし放っておくと厄介な虫歯。
そして高齢になると虫歯になりやすくなり、悪化しやすくなるらしいのです。
今回はその理由と悪化するとどうなってしまうのか、詳しくお話ししたいと思います(^-^)/
《高齢になると虫歯になりやすくなる理由》
「なんとなく痛む気がする」と思い、歯医者さんに行くと、すでに治療が行えない重度の虫歯になっていることがあります。
最悪の場合は抜歯するしかないことも・・・。
なぜそうなってしまうのでしょうか?
①エナメル質が薄い
歯の表面を覆っている硬いエナメル質が高齢なると、長年のブラッシングや咀しゃくなどによってすり減って薄くなっている状態にあります。
また、加齢によってもエナメル質は薄くなりますので、若いときに比べると数分の1の厚さになっていることも。
そのため、虫歯菌の進行が容易になり、すぐに象牙質・歯髄まで虫歯になってしまいます。
②歯肉がやせてくる
加齢によって歯肉はやせていきます。
下の歯茎は下に下がり、上の歯茎は上に上がり、歯の長さが長くなったような印象を与えます。
歯肉がやせてくると、硬いエナメル質に覆われていない歯の根元の部分が露出してしまい、虫歯菌が直接歯の根元を攻撃し、虫歯になりやすくなってしまいます。
③唾液の分泌量が減少
唾液には虫歯菌が好む酸性の状態を中性に戻す効果があります。
そのため唾液分泌量が少ないと虫歯になりやすくなってしまうのです。
また唾液が豊富に分泌されないと、唾液の作用である虫歯を治療する効果もしにくくなり、 虫歯がそのまま進行してしまうことになるのです。
④義歯を利用するため
入れ歯の留め金部分には食べ物のカスがたまりやすく、きれいにブラッシングをしないと留め金部分や入れ歯とほかの歯のすき間が虫歯になってしまいます。
《すぐに治療しないとどうなるか》
✔動脈硬化のリスクが増える
細菌によって歯が侵食される状態が虫歯、歯肉や歯の根元が侵食される状態が歯周病といえます。
いずれも細菌によって引き起こされる疾病ですが、この細菌は虫歯や歯周病だけでなく、動脈硬化も誘発することがわかっています。
✔糖尿病のリスクが増える
歯茎に炎症が起こった状態が続くと炎症性サイトカイン・TNF-αという物質が放出され、膵臓から分泌されるインスリンの働きが阻害されるようになります。
インスリンの働きが阻害されると血糖値が低下せず、高血糖状態が続くことになり糖尿病になってしまうのです。
✔肺炎
肺炎は肺がウイルスや細菌にかかることで起こる病気です。
しかし食べ物や唾液に口内細菌が混じり、それらが肺に誤って流れ込んでしまうことでも引き起こされます。
このような肺炎を「誤嚥性肺炎」と呼びます。
特に高齢者や寝たきりの人は、飲み込む力が衰えていることが多く、誤って唾液や食べ物を肺に飲み込んでしまうことがあります。
そのため細菌がついた食べ物などから肺炎へと進行してしまう可能性があるのです。
✔認知症のリスクが増える
虫歯になって歯が痛むと、無意識のうちにできるだけその歯では噛まないようにしてしまいす。
そのため噛む回数が減ったり、噛む力が弱くなったりして、脳への刺激が減ってしまい、よって認知症につながることがあります。
また麻酔や抜歯などの治療も身体に大きなストレスを与えるものです。
何らかの疾患を抱えて治療を受けていたり、服薬したりしている人は、麻酔治療によって悪影響が出てしまうことも考えられます。
《虫歯のサインはどういう時か》
歯に
・痛みなどの違和感を覚えたとき
・歯がしみるとき
・歯茎が腫れたとき
・歯茎がいつもよりも赤みが強いとき
・口臭が強くなったと感じるとき など
虫歯のサインかもしれません。
先程説明したように、虫歯によって大きな病気に繋がる可能性があります。
特に高齢の方はすぐに歯科医院で適切な治療を受けましょう!!