昼間は暑かったのに夕方になると風が涼しく、秋を感じます。
気が付けば日が暮れる時間も早くなりましたね。
夏から秋へ、季節の変わり目はお天気も気温の変化も激しいです。
このような気温の変化は、秋雨前線や台風などで一雨降るたびに増し、
風邪を引いたり、喘息の持病が悪化する人も急激に増えます。
秋の花粉に悩まされる人もいるかもしれませんね。
風邪や花粉症・喘息に効く秋の食べ物
今回ご紹介するのは「レンコン」です♪
レンコンは昔から生薬として用いられてきた食材。
ハス科ハス属。「蓮根」と書きますが、実は根ではなく地下に埋もれた茎が肥大化して節が連なったもの。日当たりの良い水中で育ち、酸素を運搬するために穴が発達。
旬は9月~1月ごろ。
主な産地は茨城、徳島、愛知など。
「朝起きたら喉がイガイガする、、、」なんて空気が乾燥しやすくなる秋に
よくおこる症状を改善するにも、レンコンがおススメです!
レンコンに含まれる以下2つの栄養素には、咳・タン・鼻詰まりなどの風邪の初期症状、
喘息、アレルギーの症状を抑える効果があります。
●ビタミンC
…レンコン100gには大人が1日に摂取すべきビタミンCの半量分が含まれています。
また、のどや鼻粘膜を強化してウィルスの侵入をブロックする効果もあり、白血球の働きも高めてくれます。
ビタミンCは熱に弱い栄養素ですが、れんこんはでんぷん質でビタミンCを覆うため、加熱により壊れるのを防いでくれます。
ただし水に流れ出やすいので、スープなどにしてそのままいただけると良いですね。
●タンニン
…タンニンとはポリフェノールの一種で強い抗酸化作用があります。
レンコンに含まれるタンニンには、のどの炎症を改善させる効果があり
抗酸化作用も高く、体の不調を抑制してくれる働きがあります。
では次にレンコンにまつわるQ&Aを見ていきましょう!
<レンコンQ&A>
Q、買うときは、どんなレンコンを選べば良い?
A、①皮がきれいで白色に近い色をしている
新鮮なレンコンは、皮もきれいです。時間が経つにつれ、中と同じく変色してきます。
ですので表面が乾いていなくて、丸くてふっくらした形のものを選びましょう。
②節と節の間で切られていない
れんこんは節に近いほど味が濃く、栄養価も高いです。
切り口から酸化してしまうので出来れば節でカットされたもの、
もしくは断面積がなるべく小さいものを選びましょう。
③ずっしりと重い
レンコンの鮮度は、含有している水分量が判断基準。
収穫後、時間の経ったレンコンは乾燥して表面がカサカサしていたり、
水分が抜けて軽くなることがあります。
何個か持ち比べてずっしりと重みのあるもの、さらに表面にツヤを感じるものを選びましょう。
Q、皮は食べられる?
A、白く仕上げる必要のない料理ならば、基本的に皮を剥く必要はありません。
野菜は、皮や皮に近い部分に旨みが多く栄養価も高いので、
よく洗ってなるべく皮ごと使うのがおすすめです。
Q、切った後は水にさらさないと美味しくない?
A、レンコンは色が変わるのを防ぐため、切ったそばから酢水にさらすのが一般的だと言われています。
しかし、そうする事でれんこんのほっくりした食感が失われがちに。
さらに水につけるとれんこんに多く含まれる水溶性のビタミンが逃げてしまいます。
もし水に浸けるのであれば5分ほどに抑えると良いそうです。
れんこんは少しぐらい色が変わっても、味に影響はありません。
特に白く仕上げる必要のない料理なら、水にさらさない方が◎
Q、レンコンの美味しい切り方は?
A、れんこんは切り方によって食感が変わります。
ほかの野菜はシャキシャキ食感にしたいときは繊維に沿って切りますが、
れんこんの場合は異なります。
繊維の方向に沿って切るとほっくりした仕上がりに、
繊維に対して直角に切ったほうがシャキシャキとした食感が楽しめるのです。
きんぴらにする場合は繊維に対して直角に、7~8㎜の厚さがおすすめ、
煮物などはホックリさせたいので繊維の方向に沿って、5~6㎝の半割りがおすすめです!
レンコンからの健康パワーを上げるポイントは
「加熱は短時間」
「水にさらさない」
夏の暑さ疲れも相まって体調を崩しやすい秋ですが、
免疫力を高める秋の食べ物で、身体を守りましょう!
おかずの一品にいかがでしょうか?^^
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