日常生活

せり、実は2〜4月が旬

【春の七草、セリ】

セリは日本全国に自生しており、沢や川などの水際に繁殖する日本原産の数少ない野菜です。

古くから養生食として、奈良時代にはすでに食用とされていたそうです。

名前の由来は、1ヶ所に茂り「せまり」合うように生えることから「せまり」、

それが転じて「せり」と言う名前がついたと伝えられています。

1月7日、春の野で若草を摘んで食べると万病を防ぐといわれ、七草粥に入れる「春の七草」は、

「せり・なずな……」と筆頭に登場するのがセリです。

独特の香り成分には、様々な作用があるといわれてきました。

漢方や民間療法での芹の効能は、発汗・解熱、利尿、食欲増進の作用があるとされ、

リウマチや神経痛、風邪、高血圧等に役立つと考えられていました。

旬は2月~4月までの春先、シャキシャキした食感が爽やかです。

独特の香り成分には胃を丈夫にしたり、解熱、解毒の作用があるとされています。

七草がゆにセリが入っているのも納得ですね。

見た目は三つ葉と似ていますが、三つ葉は葉の数が3枚に対し、

セリは葉が5枚あります。

またセリの方が根本に行くほど太くなります。

現在の主な産地は宮城県と茨城県で全国の6割を占めています。

そんなセリですが、ビタミンやミネラルなどの栄養が豊富に含まれており、

薬効もたくさんあります。

ではセリの栄養について見ていきましょう!

セリはとても栄養価が高く、ビタミンCやβカロテン、葉酸、鉄、カリウムなどが含まれています。

ビタミンCは抗酸化作用が強く、免疫力を高める働きがあるとされています。

また、活性酸素の発生や働きを弱めてくれるので、美肌や老化防止に効果があります。

βカロテンも免疫力を高め、必要に応じて体内でビタミンAに変換され、

強い抗酸化作用で動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病を予防するだけでなく、皮膚や粘膜の健康維持にも役立ちます。

葉酸や鉄分はどちらも貧血予防には欠かせない栄養です。

葉酸は胎児の先天異常(神経管閉鎖障害)を防ぐのに重要な栄養で有名ですが、

この他にもビタミンB12とともに赤血球を作る大切な働きもあります。

また、鉄分も血液中のヘモグロビンの構成成分となって、全身に酸素を運ぶ効能があります。

葉酸と鉄分はどちらも造血に関わるため、この2つの栄養を同時に摂ることで相乗効果を発揮し、貧血の予防効能をより高めることができます。

ほかにも血液や骨を作るのに大切なビタミンやミネラルも豊富に含まれており、

骨や歯、血液など身体を作るために欠かせない成分です。

そしてなんといってもセリの特徴は、セリ科特有の香りではないでしょうか?

パセリなどに共通する青々とした香りで、子どもは苦手な場合も多いかもしれません。

しかし香りの成分であるテルペン類やオイゲノ―ルは鎮静作用があるとされ、

ピラジンは血液凝固を防ぐのに役立ち、他にも解毒作用があると言われるケルセチンなども含みます。

では栄養豊富なセリをどのように食べるのが良いのでしょうか?

せりは葉や茎を食べることが多いですが、実は根っこも美味しく食べられますし栄養もたっぷりなんです。

土をキレイに落として天ぷら等でそのまま食べるのがおすすめだそうです。

また、せりには肉の臭みを消すメリットもあり、イノシシや鴨肉などのお肉とも相性が良い香味野菜です。

煮過ぎるとその風味とともに栄養も失われてしまいますので、

さっと火を通すのがおすすめです^^

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