天気痛という言葉をご存知でしょうか?
私たちの心身にさまざまな影響を及ぼし、気圧の変化を引き金に起こる不調の総称が「天気痛」です。
気圧が下がり天気が悪くなるとき、またその数日前から体調が優れなくなることが多く、現代の20代女性の約7割が抱えていると言われています。
頭痛やめまい、むくみ、気分の浮き沈み、倦怠感といった症状が多く見られるのですが、なぜこういった症状があらわれるのでしょうか?
原因として内耳のセンサーが反応することで天気痛が起こると言われています。
内耳とは、耳の一番奥にある器官で、そこには前庭神経という平衡感覚をつかさどる神経があります。
内耳はリンパ液で満たされており、体を傾けたり回したりすると、リンパ液に流れが発生します。
その流れを感知することで、脳は体の傾きや回転を認識することが出来るのです。
低気圧が近づき気圧が下がると、内耳にある気圧センサーの細胞が興奮し、
リンパ液に波が発生します。
このリンパ液の波を前庭神経が感知し、脳には「身体が傾いている」と情報が送られます。
しかし実際に身体は傾いていないので、視覚からは脳に「身体は傾いていない」と情報が送られます。
脳はこの情報の混乱によってストレスを感じ、交感神経が刺激されることで天気痛に繋がるのです。
さらに前庭神経が刺激されると、すぐそばを通る三叉神経も刺激され、
頭痛を引き起こすことがあります。
このことからも分かるように、内耳と自律神経はとても繋がりが密接で、
内耳が受けたストレスは交感神経を興奮させます。
交感神経と副交感神経からなる自律神経は、環境に適応するために身体の状態を微調整し続けています。
私たちが感じないような、天気が悪くなる前の細かい気圧の変化も、自律神経は身体のバランスをとるために頑張り続けているのです。
しかし自律神経も徐々に疲労し、身体の機能を調整しきれなくなってしまうと天気痛の諸症状が出てくるのです。
また内耳ストレスに過敏な人は、乗り物酔いしやすい、高所で耳が痛くなりやすい、耳抜きが下手などの特徴もあり、このような人は天気痛になりやすい人と言えるでしょう。
そんな天気痛を軽減させるにはどうしたらよいのでしょうか?
一番有効な方法とされているのが、適度な運動をすることです。
ストレスが多い人は交感神経ばかり優位になるので、筋肉が固くなっています。
特にデスクワークの人は筋肉が固くなりがち。
運動をすれば普段あまり動かせていない筋肉も動かすことができるので、
筋肉がほぐれて血流が良くなります。
筋肉がほぐれれば、体のはたらきも活発に。
便秘の解消に運動が効果的なことはご存じでしょうか?
これは運動すると胃腸のはたらきも活発になるからで、そして胃腸が活発にはたらくのは副交感神経がしっかりとはたらいている証拠なのです。
つまり、運動は副交感神経のはたらきを活発にして自律神経を整える効果がある、ということです。
激しい運動は交感神経を興奮させてしまい逆効果になってしまいますので、適度な運動がおすすめです。
適度な運動と質の良い睡眠で、自律神経のバランスを乱さずにおくことが
天気痛を抑えるカギになります。
天気痛でお困りの方はぜひお試しください^^
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