日常生活

栄養失調

こんにちは、訪問マッサージ鶴亀堂治療院です(^^♪

皆さんは無性に〇〇が食べたくなったり、最近よく○○を食べてしまう経験はありませんか?
これは身体が出している栄養失調のサインかも知れません。

栄養失調とは
栄養素の摂取が不十分または不均衡であるため、栄養上の欠点がある状態のことを言います。
イメージとして、やせている人を連想してしまいがちですが、現代においては過体重や肥満の方にも起こり得るとされています。

原因は、食事制限によるダイエットや、外食が多くなったり、好きな物・食べやすい物ばかり摂ることで食生活の偏りなどがおき、身体に必要なカロリーだけでなくビタミン・ミネラル・タンパク質などが不足するためおこります。
このような状態を「新型栄養失調」とも呼ばれ、もともとは高齢の方に多くみられていましたが、最近では若い女性にも多くみられるようになってきました。

栄養不足になると身体が、色々なサインをだします。
冒頭にお伝えした無性に〇〇が食べたい、最近よく○○を食べてしまうもその一つだといわれています。
ではこんなサインが出たら、○○不足かもしれません。

●甘いものが食べたい時

たんぱく質が不足している可能性があります。

特に疲れているときに食べたくなると思いますが、糖質は血糖値の急上昇を起こすため、今度はインスリン分泌によって低血糖になってしまい、ますます甘いものを欲するという悪循環が起こってしまいます。
疲れているときは、糖分と同じ作用で幸せホルモンのセロトニンを生み出すアミノ酸・トリプトファンを含む赤身魚、大豆製品、卵などを食べるのがおすすめです。

●塩辛いものや濃い味付けが食べたい時

ミネラルが不足している可能性があります。

飲酒後や、特に汗をかいたとき、体内のアルカリ度を調節するミネラルが不足し、しょっぱいものが食べたくなる傾向になります。
過度に塩分を摂らないようにカリウム、鉄分、マグネシウムなどのミネラルを補給して栄養バランスを整えましょう。

また、ストレスを抱えると副腎の機能が弱ってしょっぱいものが食べたくなるそうです。
ですので、副腎を回復させるため、ミネラルとビタミンを摂るといいでしょう。
貝類、海藻類、大豆製品、レバー、またバランス良く栄養素を摂取出来るお味噌汁が特におすすめです。

●酸っぱいものが食べたい時

疲労物質が溜まっているか、胃が疲れているかもしれません。

エネルギーを作るクエン酸回路がうまく働いていないとき に欲しくなると言われています。
特に血液循環が悪い人は、疲労の原因である乳酸が溜まりやすいため要注意です。
胃の調子を整え、疲労回復に効果が期待できるクエン酸やミネラルを摂取するといいでしょう。
梅干し、黒酢、柑橘系、海藻類、豆類、そばなどを食事に取り入れてみましょう。

●油っこいものが食べたい時

カリウムが不足しているかもしれません。

カリウムが不足すると排泄機能が低下し、身体のなかに水分を溜め込み、むくみの原因になる可能性があります。
ほうれん草、アボカド、納豆、スイカ、リンゴ、バナナなど野菜や果物で補いましょう。

その他にも、こんなサインがあります。

●髪の毛が細くなる
鉄分とビタミンCの不足の可能性あり

●爪がもろくなる
鉄分不足の可能性あり

●疲れを感じやすくなる・唇の荒れ
ビタミンB12不足の可能性あり

●顔の赤みやテカリ
亜鉛が不足の可能性あり

●夜に目が見えにくい・二の腕のブツブツ
ビタミンAの不足の可能性あり

また、高齢の方でこのような症状が出ている場合、栄養失調かもしれません。
これが原因で、転倒のリスクが上がったり、転倒によるケガや、QRLの低下につながる場合があるため注意が必要です。

・体重が減少する

・下半身や腹部のむくみが起こりやすい

・骨格筋の筋肉量や、筋力が低下する

・元気がなくなる

・冷え、だるさ、片頭痛、気分の落ち込み

・便秘や肌荒れ

・風邪などの感染症にかかりやすく、治るまで時間がかかる

・傷や褥瘡(じょくそう)があると治るまでに時間がかかる

また、高齢で寝たきりの方は、タンパク質とエネルギーが不足している場合が多いそうです。ですので、これらを十分に摂る工夫をしていきましょう( ´ω` )/

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