日常生活

黄砂の影響

こんにちは、訪問マッサージ鶴亀堂治療院です(^^♪

最近、天気予報等で「黄砂情報」を耳にしませんか。
関東は影響が少ないとされているためか、身体に良くないとは思っていても、あまり気に止めていない方がまだまだ多いではないでしょうか。
しかし、少量でも身体が反応する場合があるため注意が必要です。

●黄砂とは

土や鉱物粒子が大気中に浮遊・降下する現象のことです。砂漠地域などで乾燥や、半乾燥地域で強風がふくことにより、土や鉱物粒子が空高く吹き上げられ、風に乗って東アジアを中心に飛んできてしまいます。
この現象は、自然の周期的なものであり、春の特徴的な気象条件の一つです。
黄砂が発生しやすい時期は、ほぼ年間を通して飛来してますが、特に2月頃から増え始め、3月から5月にピークをむかえます。

さらに日本に飛来してくる過程で、黄砂にプラスして、
・大気汚染物質
・ほこり
・ダニ など
が付着する可能性があります。それによりさらなる健康被害が懸念されているのです。
また、黄砂の飛来量の多さ、濃度に関わらず、少量でも症状が出る方がいるため、注意が必要です。

●症状

・目のかゆみや結膜炎、鼻水やくしゃみなどのアレルギー症状
スギ花粉と黄砂の飛来が重なる時期には、花粉症の症状が悪化する恐れもあります。

・気管支ぜんそくや肺炎など呼吸器疾患の悪化
黄砂による気管支ぜんそくは、特に子どもと高齢者がへの影響が大きいとしています。
非喘息患者でも咳の発生が増えることがあります。
さらに、肺炎での入院の増加との関連もみられるそうです。

・循環器疾患への影響
黄砂が発症にどのように関係しているかまだ解明はされていませんが、
黄砂の飛来と、救急搬送数の増加や脳梗塞、心筋梗塞のリスクが高まることも示されています。
そのため、ご高齢の方や糖尿病、慢性腎臓病などの既往歴がある方は特に注意が必要です。

●症状を最小限にするには

黄砂とともに吸い込む
・ホコリやダニ
・金属
・化学物質 など
が症状を引き起こす要因となっている可能性があるそうです。
そのため、黄砂が多い日には対策が必要です。

✔換気は最小限に
窓を開ける必要がある場合、幅を狭くし、開ける時間を短くすることで、黄砂の吸入量を減らすことができます。
空気清浄機を使用するのもオススメです。
定期的なフィルターの清掃や交換を行うことで、効果が持続されるので、1週間に一度お手入れをしましょう。
また、風量設定は「自動」では反応しない場合があるため、「強」または「最強」にし、より多くの黄砂を除去しましょう。

✔こまめに掃除
掃除機で床や室内をこまめに掃除することで、部屋の中のホコリや花粉を減らすことができます。

✔外出や屋外での運動には注意
マラソンなど呼吸器系への負担が長時間続くような、屋外での激しい運動は避けることが望ましいとされています。
特に呼吸器や循環器に疾患がある方、小児、高齢者などは注意が必要なため、不要不急の外出は控えましょう。

✔外出時マスク着用
吸入量を低減する効果が期待できます。
顔のサイズに合ったもので、呼吸がしやすいものを選ぶと呼吸が楽になり、マスクを着用する苦痛が軽減されます。

✔健康状態の観察
呼吸器に既往症のある方は、黄砂の影響を受けやすいため、特に症状の変化に注意し、必要に応じて医療機関を受診することが大切です。

黄砂は毎年被害が発生しています。

環境省や気象庁により、黄砂のリアルタイム情報を確認できるサイトが提供されているので、
天気予報やウェブサイトでこまめにチェックすると安心です。

また、いざ黄砂が飛来してしまうと外出しにくくなるため、事前に黄砂対策の準備をしておくのもいいと思います( ´ω` )/

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