日常生活

ペットボトル症候群

こんにちは、訪問マッサージ鶴亀堂治療院です(^^♪

厳しい暑さが続いています。
熱中症対策の水分補給に、毎日、糖分の入ったスポーツドリンク、清涼飲料水を飲んでいませんか。
水分補給は大切ですが、飲む物、飲む量を考えないと違う病気になるかもしれません。

最近、テレビなどで「ペットボトル症候群」という言葉を耳にする機会が増えてきました。
特に夏場に多くみられ、
・異常に喉が渇く、特に甘い飲み物が飲みたい
・大量の水分を摂取しても喉の渇きが治まらない
・頻繁にトイレに行く
・身体がだるく、疲れやすい
・集中できない
・イライラしやすい
・気分の落ち込みやすい
・吐き気や嘔吐することがある
・意識がもうろうとる
・最近体重が減った
など当てはまる項目が3つ以上ある場合は、ペットボトル症候群の可能性があるので注意が必要です。

●ペットボトル症候群とは
糖分の多いジュース、スポーツドリンクなど清涼飲料水を短時間に過剰摂取することにより引き起こされる、急性の糖尿病のような状態のことです。
大量の糖分を摂取することで血糖値が急上昇し、様々な症状が現れます。
肥満体型の若い人に多い傾向にありますが、高齢者の場合も血糖値が下がりにくくなっているため、糖分が多い飲み物をよく摂取している人はなりやすくなります。

WHO世界保健機関は、成人がとる1日の糖分摂取量を25グラム、角砂糖ではおよそ8個分と推奨しています。
500㎖ペットボトルに含まれる糖分量
・炭酸飲料水・・・角砂糖約18個分
・ミルクティー・・角砂糖約12個分
・スポーツドリンク・・・角砂糖約9個分
・甘いコーヒー・・・角砂糖約6個分
:100%オレンジジュース・・・角砂糖約13個分
・野菜ジュース
(小さいパック200㎖)・・・角砂糖約6個分
・エナジードリンク・・・角砂糖約10個分以上

ペットボトルを1本飲むだけでも1日の糖分摂取量の目安を超えてしまっていることが分かります。
ですので、砂糖が入った飲み物を1日1リットル以上1ヶ月飲んでいるとペットボトル症候群の発症リスクが高まるといわれています。

●予防するには
糖分を多く含む飲み物を避け、水やお茶などは糖分の含まれていない飲み物を選ぶことが重要です。
市販のスポーツドリンクや炭酸飲料でも、無糖や糖分控えめのものが増えているので、購入時に栄養成分表示を確認して飲むようにしましょう。
そして果物の味が付いた天然水などは糖分が少ないような印象がありますが、しっかり糖分が含まれているため摂りすぎないようにしましょう。
また、カロリーゼロ(人工甘味料)のものも、常用すると味覚が鈍くなったり、食欲増進や糖尿病のリスクを高める可能性があるので摂りすぎないようにしましょう。

●夏の水分補給を上手にするには
・甘い飲み物は嗜好品として楽しむ程度にとどめ、水分補給には向いていないことを認識する。

・カフェインを含む飲料(コーヒーや紅茶)やアルコールは利尿作用があるため、水分補給には適していない。

・水分補給の際にはミネラルも一緒に補給することが大事なので、ミネラル分を豊富に含む硬水や麦茶などで水分補給をする。

・喉が渇く前に水分補給をする。

・夏場は1日に1.5L以上の水分を摂取することを目標にする。

・特に運動後や汗をかいた後は、水や無糖のお茶を選んで、体内の水分をしっかり補給する。

喉が渇いたからといって、ジュースを水代わりに飲む習慣がある方は非常に危険です。
糖尿病と診断されたことがない方でも、日常的に甘い飲み物を多く摂取していると、気づかないうちに血糖値が高くなっていることがあるため、摂りすぎには注意していきましょう(^-^)/

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