病気・怪我

認知症

『認知症』

認知症とは、脳細胞の活動の低下や死滅によって認知機能に障害が起き、日常生活・社会生活が困難になる状態の総称です。
『認知症=物忘れ』とイメージする方も多いと思いますが、記憶の消失だけでなく理解力や判断力にも大きく影響します。

認知症を引き起こす原因は様々で、その発症の過程により

・「アルツハイマー型認知症」
・「脳血管性認知症」
・「レビー小体型認知症」  などの種類に分類されます。

認知症の原因によって初期症状も異なってきますが、多くの場合「物忘れ」から気づかれる事が多いようです。
料理の味付けが突然変わった、読書好きの方が本を読まなくなった、怒りっぽくなった…など、
ご家族のささいな変化で、認知症を発見するきっかけになる事も少なくありません。

こうした認知症の症状も、大きく2つに分けられます。

ひとつは「中核症状」です。

文字通り認知症症状のメインにあるとされている症状で、脳の病変による認知機能の低下から引き起こされるものです。
程度の差はあれど認知症であれば必ず起こりうる症状で、進行とともに徐々に重くなり、進行を遅らせることはできても、完全に止めることはできないとされています。

もうひとつは「周辺症状」です。

中核症状や環境、性格などが相互に影響して二次的に生じるとされている症状です。 
中核症状によってご本人に強い不安や混乱、自尊心の低下をもたらします。
そのような精神状態に環境や周囲の接し方などが絡み合って出てくるのが周辺症状です。
現在の環境や対応が適したものであれば軽減・消失することもあり、全ての認知症の方に生じるものではないとされています。

先程の中核症状についてもう少し詳しく見ていきましょう。

 ◯記憶障害・・・短期記憶が失われやすく、長期記憶は保たれやすい
 ◯見当識障害・・・今何月何日何時かわからなくなる。場所が分からなくなり迷子になる
         症状が進むと普段合わない方が誰か分らなくなる
 ◯実行機能障害・・・計画を立て、その工程を順序よくこなしていく能力の低下
 ◯理解・判断力の障害・・・ものごとを素早く適切に理解し、判断することが難しくなる
 ◯失行・失認・失語・・・適切な手順で目的を達成する動作が難しくなる「失行」、
              目から得た情報を適切に認識できなくなる「失認」、
              音声や文章からの言語の理解や表現が難しくなる「失語」

いずれも身体的には異常がみられないのに、脳神経の障害のために困難になっている状態です。障害のタイミングや部位により症状は多様で、生じる時期にも個人差があります。

ご本人にとってこうした症状は大変つらいものです。

症状を自覚していることはなくても、周囲と話がかみ合わない、誤解されている、どうもおかしな事が起こりはじめていると、漠然と強い不安や混乱、怒りを感じていることも多いようです。
こういった感情の変化から、認知症ではなくうつ病などを疑われることもあります。

このように身体機能の低下は抑うつ傾向や認知機能の低下なども引き起こし、精神の健康も損なってしまいます。
体と心の両面に働きかけ、心身機能を同時に高める運動療法は認知症の予防や進行の緩和にも役立つものです。
適度な運動は身体の可動域を保ち、適度な刺激は脳を活性化させ血流の改善にもつながるのです。

【訪問マッサージ・鶴亀堂治療院】では、
国家資格をもったマッサージ・はり灸師がご自宅や施設を訪問し、
身体機能や精神機能の維持・向上を目的とした訪問マッサージを行っております。
ご不明な点など、なんでもお気軽にご相談ください♪

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