病気・怪我

春バテ

こんにちは、訪問マッサージ鶴亀堂治療院です(^^♪

朝・晩や日によって気温の変化が大きい毎日ですが、皆様は体調を崩されていませんか?
この時期、特に高齢の方に気をつけて欲しいのは「春バテ」です。

春バテとは?

理由はないが、体がだるい

朝、起きるのがつらい

昼間も眠くなってしまう

イライラして落ち着かない

寝つきが悪く、眠りが浅い

呼吸がいつもより浅く感じる

食欲が落ちている

などの症状がある場合、春バテの可能性があります。
季節の変わり目や生活の変化による身体へのストレスが大きくかかる時期のため、おこりやすくなります。

高齢の方がなりやすいのはなぜ?

春バテの原因は自律神経の乱れによりおこります。
よって高齢の方は、自律神経を含め多くの体の機能が若い頃に比べて落ちてしまっているため、自律神経が乱れやすく、春バテになり体調を崩してしまうことが増えてしまうのです。

春バテの症状

食欲不振

吐き気

多汗

全身のだるさ

頭痛

肩こり

手足のしびれ

動悸

不整脈

めまい

不眠

その他さまざまな体の不調 など

春バテによって交感神経が興奮して、不安や緊張感が高まり、自律神経が乱れこのような症状が見られます。

気をつけたい春バテ症状

①めまい
めまいは自律神経による血流調節がうまくできず、立ちくらみなどがおきます。
高齢の方は朝起きたときや、立ち上がる際などに立ちくらみを起こしやすいです。
そのため、立ちくらみを起こした際に転倒し、骨折するケースも少なくありません。
加齢により骨密度も低下しており、軽い転倒でも骨折しやすいため注意が必要です。

②食欲不振
高齢の方は加齢に伴い、胃腸の機能が落ちてしまっています。
食事は健康維持という面においても非常に重要です。
食事は栄養だけでなく水分も摂取しているため、食欲がなく満足に食事できなかった場合、水分不足から脱水症状を引き起こす可能性もあるため気をつけましょう。

③心身がダルい
高齢の方は、筋肉量の低下や低栄養により、ダルさを感じることがあります。
しかし、急にダルさを感じるようになった場合や、十分な休養をとっても疲れが取れない場合は、心身の病気が隠れている可能性がありますので注意して観察しましょう。

高齢の方は、若い世代よりもよく体調を崩しやすいため、体調が悪くても我慢してしまうことがあります。
しかし、場合によっては要介護度が進行していたり、思うように動けないようになってしまったりすることがあるので「いつもと違うな」と違和感を感じたら、かかりつけ医に相談するようにしましょう。

春バテを改善させるポイント

✔バランスのよい食事

「ビタミン」
→血行促進、疲労回復、抵抗力の向上
「カルシウム」
→骨を強くする、イライラの解消
「トリプトファン」
→気分の落ち込みや集中力の低下といった精神的な症状の緩和
を多く含む食べ物を積極的に取ることをオススメします。

✔しっかり入浴
シャワーだけではなく、浴槽にゆっくり浸かると副交感神経が働いてリラックスした状態になり、血行もよくなることから自律神経の乱れが整います。
※ただし、42℃以上の熱いお風呂に10分以上浸かると「ヒートショック」を起こす危険があるので、ややぬるめ(38〜40℃)のお湯に、10分以内ですませるのがおすすめです。

✔質のよい睡眠
睡眠の質を向上させる為には以下のことを心がけましょう。
寝る時間と起きる時間を毎日一定にする

1日3食の食事を規則正しくとる

朝、起きたら太陽の光を浴びる

30分程度の適度な運動習慣をもつ
(就寝3時間くらい前に行うと更によい)

コーヒーや緑茶などのカフェインを含む飲食物は就寝4時間前までにする

食事は就寝2時間前にすませる

入浴は就寝2~3時間前に入る

就寝前はテレビなどの画面をみない など
を試してみましょう。

✔冷え対策
気温差による影響をできるだけ防ぎましょう。
服装に細かく気を配り、身体を冷やさないようにして、うまく体温調節をすることで身体が温まって血流が良くなります。
そして副交感神経が優位になると、乱れた自律神経の改善効果が期待できます。

若い方でも体調を崩しやすい時期です。
高齢の方がいるご家族は、特に注意して声かけや、見守りをしていきましょう( ´ω` )/

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