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桜の効能

こんにちは、訪問マッサージ鶴亀堂治療院です(^^♪

桜や花もも、チューリップ、菜の花・・・街では色々な花たちが見頃を迎えています。

なかでも桜は日本人が愛し、花見は伝統文化のひとつになっています。
花見の始まりは奈良時代の貴族のイベントだったという説が有力で、最初は桜ではなく中国から伝来してきた梅だったそうです。
それが平安時代には桜に変わり、現代でも桜を鑑賞する文化が長く受け継がれているのです。

そんな桜には見た目の美しさで楽しませてくれるだけではなく、花見をすることにより得られる効果がいくつもあります(^-^)/

       《花見による効果》

①食べることによる効果
桜の上品な香りは、クマリンと呼ばれる物質によるものです。
・抗菌作用
・リラックス効果
・鎮静作用
・血圧低下作用
・咳止め作用
・二日酔い防止作用 など
が期待できます。
しかし通常の花や葉からはあまり嗅ぐことができないため、桜餅や桜の塩漬けなどを食べることにより、その香りと効果を存分に楽しむことができます。

②香りによる効果
桜の木は、フィトンチッドという香気成分を発します。この物質には殺菌作用があり、カビや病原菌から自分自身を守っているそうです。
人間が吸い込むと、血中に溶け込み、脳のGABAA受容体というものの応答を強めます。
この受容体の応答が強まると、興奮などが抑制され精神が安定するため、リラックス効果を得ることが出来ます。

③花をみてまわることでウォーキング効果
花を楽しみながら歩くことで、ウォーキングのような全身持久性運動となります。
・ストレス発散
・認知機能
を高めるのに非常に効果的です。
また花見をしながら運動すると、普段よりも桜の木の香りを多く吸えるため、上でご紹介したフィトンチッドを多く取り込むことができます。
ウォーキング自体が健康にとって良いことなので、ゆっくり1時間くらい散歩するといいでしょう。

④期待によるナチュラルキラー細胞活性化
一度お花見をした経験があると「気持ちが良い、楽しかった」ということが体験がインプットされます。
すると、またお花見をしようと思うと「楽しみだ」などと期待や希望を抱きます。
このようにお花見を楽しみに思うだけで、
「ナチュラルキラー細胞」が増えてくれるそうです。
この細胞には、免疫機能を高める効果があり、体が病気にかかりにくくなります。
笑うことによっても増加するので、お花見をしながら友人と談笑すれば、更に免疫機能の向上につながります。

⑤桜の色がもたらす効果
桜の色であるピンクは様々な色彩効果が得られます。
・女性ホルモンの分泌を促す
・愛情や思いやりをもたらす
・緊張を和らげ、優しい気持ちを引き出す
・脳を活性化させる など
桜のピンクは淡いものからやや濃いものまでありますが、基本的には清らかに、気持ちを新たにしてくれる色と言えます。

⑥楽しい記憶による効果
桜の花には、お花見でみんなで賑やかにお弁当を食べたり、家族との楽しい時間など、人と人との温かいつながりにまつわる思いが積み重なっている傾向があります。
よって桜の花を愛でることで心が豊かになり、穏やかな気分になれるそうです。

⑦季節を感じることによる効果
高齢の方などは特に生活が単調になりがちです。
季節を感じさせる行事は、節目ごとに日々を感慨深く振り返ることに役立ちます。
また高齢になるにつれてあいまいになってくる時間の感覚(見当識)を取り戻すことに繋がり、生活に彩りをもたらすことが出来ます。
そして花見は、生きる希望を感じ、春が来たことを体と心で感じることができます。

しかし、効果があってもなかなか花見に行けない方もいらっしゃると思います。

その時はお部屋に花をかざるといいでしょう。花の癒し効果が医学的にも証明されています。
花のある部屋で過ごすことにより
・ストレス軽減効果
・緊張緩和効果
・抑うつ軽減効果
・疲労軽減効果
・混乱軽減効果
・怒りを鎮める
・活気が得られる
といった効果が得られます。

花の香りにもリラックス効果や鎮静効果があるので、季節の花をリビングや寝室に飾って楽しんでみてはいかがでしょうか(●´ω`●)

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