病気・怪我

ご高齢の肺炎

こんにちは、訪問マッサージ鶴亀堂治療院です(^^♪

身近にいるご高齢者が
・最近、よくむせるようになった
・食欲が落ちて、なんとなく元気がない
・風邪症状が長引いている
などそんな変化はありませんか。
もしかしたらその症状は肺炎のサインかもしれません。

日本では肺炎による死亡者数は、新型コロナ流行中の感染対策の影響で一時的に減少しました。
しかし近年は再び増加傾向にあります。
また、肺炎で亡くなる人のほとんどは65歳以上のご高齢者であり、今後も肺炎予防の重要性はますます高まると考えられています。

大切な方の健康を守るためにも、肺炎の特徴や予防法を知っておきましょう。

●肺炎とは
細菌やウイルスなどが肺に入り込み、炎症を起こす病気です。
肺には酸素を体に取り込む働きがありますが、肺炎になると肺が十分に働けなくなり、
息苦しい
咳が続く
痰が増える
発熱する
などの症状が現れます。

しかしご高齢者の症状は
熱があまり出ない
咳が少ない
なんとなく元気がない
食欲が落ちた
ボーッとしている
だけということも少なくありません。
若い方のように高熱や激しい咳が出ないことも多く、気付くのが遅れてしまうケースがありますので注意が必要です。

●肺炎にかかりやすい・治りにくい理由

・免疫力の低下

・咳をする力が弱くなり、肺に入った細菌や痰を外へ出しづらくなる

・飲み込む力が低下し、食べ物や唾液が気管に入りやすくなることで、口の中の細菌まで肺へ入り込む
→これを誤嚥性肺炎といい、ご高齢者の肺炎の多くがこの肺炎といわれている

・体力や回復力が低下しているため、肺炎にかかると全身のエネルギーを大量に消費し、回復が難しくなることがある ・・・など

●肺炎にかかりやすい方の特徴
✔75歳以上
✔飲み込む力が低下している
✔脳梗塞の後遺症がある
✔寝たきり
✔口の中が汚れやすい
✔糖尿病など持病がある
✔喫煙歴が長い
✔低栄養
など

●肺炎のサイン
なんとなくいつもと違うという変化に気付くことで早期発見につながります。
□ 食欲が急に落ちた
□ 水分をあまり飲まなくなった
□ 元気がなく、一日中横になっている
□ ぼんやりして反応が鈍い
□ 息が少し速くなっている
□ 咳や痰が増えた
□ 声がガラガラしている
□ 食事中によくむせるようになった
□ 微熱や平熱より少し高い状態が続く
□ 顔色が悪い、唇の色が紫っぽい

次のような症状がある場合は、早めに医療機関を受診してください。

✔息苦しそうにしている

✔呼吸が速い、肩で息をしている

✔水分がほとんど摂れない

✔強い倦怠感が続く

✔意識がはっきりしない

✔高熱が続く、または急激に状態が悪化した

ご高齢者の肺炎は、早期発見・早期治療が回復の大きな鍵になります。
様子を見るのではなく、普段との違いに気付いたら早めに相談することが大切です。

●7つの予防ポイント
日頃の生活習慣を見直すことで、肺炎になるリスクや重症化するリスクを減らすことができます。

①毎日の口腔ケアを習慣にする

口の中には多くの細菌が存在しているため、歯磨きをしないと細菌が増えて、食べ物や唾液と一緒に肺へ入り込むことで誤嚥性肺炎を引き起こすことがあります。
特に寝る前は細菌が増えやすいため、丁寧な歯磨きや入れ歯のお手入れを心掛けましょう。
定期的に歯科医院で口腔ケアを受けることも効果的です。

②飲み込む力を維持する

年齢とともに飲み込む力は少しずつ低下します。
食事の前に「パ・タ・カ・ラ」と発音する口の体操や、首や舌を動かす体操を行うと、飲み込む力の維持に役立ちます。
また、一口の量を少なめにし、よく噛んでゆっくり食べることも大切です。

③バランスの良い食事
免疫力を維持するためには、たんぱく質・ビタミン・ミネラルをバランス良く摂ることが大切です。
肉、魚、卵、大豆製品、野菜、果物などを毎日の食事に取り入れましょう。

また食欲が低下していている場合、しっかり食べることよりも少しでも栄養を補うことを意識することが大切です。
・一度にたくさん食べず、少量を数回に分けて食べる
・おにぎりやスープなど、食べやすい形にする
・好きな食べ物を取り入れて、食べる意欲を優先する
・卵、豆腐、ヨーグルトなど、消化しやすく栄養価の高い食品を選ぶ
・食事が進まないときは、栄養補助飲料などを活用する
などの工夫をしてみましょう。

④ 適度な運動を続ける
散歩やラジオ体操、軽い筋力トレーニングは、呼吸筋や足腰の筋力を保ち、咳をする力の維持にもつながります。
無理のない範囲で毎日少しずつ体を動かすことを心掛けましょう。

⑤ こまめな水分補給
水分不足になると痰が粘りやすくなり、細菌を外へ出しにくくなります。
喉が渇く前に、少量ずつこまめに水分を補給することが大切です。

⑥ ワクチンを活用
肺炎球菌ワクチンやインフルエンザワクチン、新型コロナワクチンは、肺炎そのものや重症化を防ぐ効果が期待されています。
かかりつけ医などに相談しておこないましょう。

⑦ 禁煙と室内環境を整える
たばこは肺の働きを弱め、肺炎のリスクを高めます。また、室内が乾燥すると喉や気道の粘膜が傷つきやすくなるため、冬場は加湿器などを利用して適度な湿度40~60%程度を保つことも予防につながります。

肺炎はご高齢者の命に関わる病気ですが、毎日の口腔ケアや栄養、運動、ワクチン接種などの積み重ねで予防できる可能性があります。
またご本人だけでなく、周りの方が日頃の小さな変化に気付き、早めに対応することも大切です。
健康な毎日を過ごすために、今日からできる肺炎予防を生活に取り入れていきましょう。

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