介護

夏の肺炎

こんにちは、訪問マッサージ鶴亀堂治療院です(^^♪
前回に引き続き更に詳しく肺炎についてお話したいと思います。

肺炎は一年中起こりますが、特に冬に患者数が増えることが知られています。
しかし、夏は件数は少ないもののご高齢者では見逃されやすく重症化しやすいという特徴があります。
夏バテや熱中症、夏風邪と見分けがつきにくいため、発見が遅れてしまう場合があるからです。

⚫︎夏に注意したい三大肺炎

① 誤嚥(ごえん)性肺炎
前回のブログにも紹介したように、食べ物や飲み物、唾液などが誤って気管に入り、細菌が肺で増えて起こる肺炎です。
飲み込みにくくなった
むせやすい
食後に咳が出る
などという方は注意が必要です。

夏は脱水で口の中が乾きやすく、飲み込む力も低下しやすいため、誤嚥性肺炎のリスクが高まるので注意しましょう。

<予防>
ゆっくりよく噛んで食べる
食後すぐ横にならない
口腔ケアを毎日行う
水分補給をこまめに行う

②夏型過敏性肺炎
湿気の多い夏に増えやすい肺炎です。
原因となるのは、浴室やエアコン、押し入れなどに繁殖したカビで、これを吸い込むことで肺に炎症が起こります。
空咳が続く
微熱
息切れ
家にいると悪化し、外出すると楽になる
などの症状が出ていたら注意が必要です。

<予防法>
エアコンのフィルターを掃除する
浴室や脱衣所のカビ対策をする
室内の換気・除湿を心がける

③レジオネラ肺炎
レジオネラ菌を含む細かな水滴を吸い込むことで発症します。
家庭では頻度は高くありませんが
管理が不十分な循環式浴槽
加湿器
温泉や入浴施設
などが原因となることがあります。
ご高齢者では重症化しやすいため注意が必要です。

<予防法>
加湿器は毎日洗浄・乾燥する
浴槽や循環設備を清潔に保つ
衛生管理が行き届いた施設を利用する

⚫︎夏バテや熱中症、夏風邪と見分けるポイント
夏の肺炎は、熱中症や夏バテ、夏風邪と症状が似ているため、少し様子を見ようと受診が遅れてしまうことがあります。
ですのでそれぞれの特徴を知っておきましょう。

<夏バテ>
暑さによる疲労や自律神経の乱れから起こるため、十分な休養や栄養、水分補給で少しずつ回復することが多いです。

咳や息切れがある
食欲低下が長引く
ぐったりして元気がない
場合は肺炎など別の病気が隠れている可能性がありますので、早めに受診をしましょう。

<熱中症>
涼しい場所で身体を冷やし、水分や塩分を補給すると症状が改善することが多くあります。

一方、肺炎では
咳や痰
息苦しさ
などの呼吸器症状が続き、休んでも改善しにくいことが特徴です。

<夏風邪>
のどの痛み
鼻水

などの症状が中心で、多くは数日から1週間ほどで回復します。

一方、肺炎では
咳が悪化していく
痰が増える
息切れが出てくる
食欲が回復しない
などの症状がみられることがあります。

ご高齢者は肺炎になっても高熱が出ないことがあるため、判断しづらい場合がありますが、
・数日以上咳が続く
・息苦しい、息切れをしている
・呼吸がいつもより速い
・黄色や緑色の痰が出る
・元気がない
・食事や水分がとれない
・ぼんやりしていて反応が鈍い・・・など
肺炎は咳や痰、息切れなどの呼吸器症状が続き、休んでも改善しにくいことが特徴です。
いつもと違う様子が続くときは、早めに医療機関を受診しましょう。

暑い季節は、つい熱中症ばかりに目が向きがちですが、肺炎も決して見逃せない病気です。
ご高齢者の”いつもと違う”を気にかけることが、大きな安心につながります。
ご自身はもちろん、無理をせず、しっかり休息をとり、水分や栄養を補給しながらこの夏を元気に乗り切っていきましょう(^^)

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